(巻四十二)秋深みゆく一雨に二雨に(奥田好子)
12月16日月曜日晴れ。8時半ころ「総務省の総合通信局です。2時間後に通信器機を切断します。連絡を取りたい場合はボタン1を・・・・・(自動音声)」と言うサギ電話が架設電話の留守電に残っていた。発信元は海外。千三つ万八以上に引っ掛かる率は少ないのだろうが、これでも引っ掛かればボロ儲けだから掛けてくるのだろう。朝家事は、布団干し、洗濯物干し、拭き掃除。ベランダの落ち葉を拾う。昼飯は昨晩の残りの鶏と野菜の...
View Article(巻四十二)下町はどこにも稲荷いてふ散る(井上正司)
12月17日火曜日晴れ。洗濯物を干し、毛布を干し、掛け布団を干した。ほか何もせずダラダラと過ごし昼飯を喰う。今日も納豆ご飯に味付け海苔で美味しく戴いた。納豆には一緒についてくるカラシと醤油に加えて「大阪王将・餃子のたれ」を数滴垂らす。昨晩の残り物は茹で豚と野菜スープだったが、スープにも垂らした。昼飯をこれだけ美味しく食べられると、ラーメン屋に入ろうとか蕎麦屋に寄ろうとかときわ食堂で一杯という気が起き...
View Article(巻四十二)一頭と数へ秋蝶けものめく(石阪千鶴子)
12月18日水曜日晴れ。二千円縛りのある生協の5%割引券を使いに生協へ参り、お米2キロ他5000円ほどの買い物を致す。猫のドライ・スナックは今日も欠品だ。帰宅して洗濯を致す。その後昼飯。今日も納豆ご飯を味付け海苔でくるんで美味しく戴いた。納豆巻きの感覚とはちょっとちがう。餃子のたれでゆるくしたドロドロ感がとても宜しいのだ。一息入れて、3時から雪かもと脅されて早めに散歩に出かける。亀有生協に猫さんのド...
View Article(巻四十二)家一軒重機で潰し缶ビール(原田?)
12月19日木曜日朝、小雨。都心は小雪とか。9時に窓から外を見るとちらほらと雪。細君は生協へ行き無事帰宅。書き取りなどしてダラダラと過ごし、納豆ご飯と味付け海苔と昨晩の残りの豚の焼いた物の美味しい昼飯を食べる。昨晩は海苔茶漬けで食べたが、納豆と味付け海苔にしろ海苔茶漬けにしろ歯が悪くなっても食べられそうな食品なので貴重である。参考文献: 「歯歯歯歯歯歯 - 富士正晴」日本の名随筆22笑...
View Article(巻四十二)立読抜盗句歌集
(巻四十二)立読抜盗句歌集満月のもう重からぬ高さかな(横澤放川)もの置けばそこに生れぬ秋の蔭(高浜虚子)妻がゐて子がゐて孤独いわし雲(安住敦)あきらめて狸に戻る狸かな(三方元)其処此処に冬が屯しはじめけり(相生垣括瓜人)残寒やこの俺がこの俺が癌(江國滋)樹木葬こころ清しく選る桜(小林たけし)とつぷりと後暮れゐし焚火かな(松本たかし)昼火事に人走りゆく冬田かな(佐藤紅緑)死ねばみな黄泉にゆくとはしらず...
View Article(巻四十三)たぐひなき名をもち月のこよひかな(良基)
]12月22日晴れ。風強し。朝家事はシーツ洗い。風に揺れている。そろそろ床屋へ行くころなのだがインフルエンザが大流行とのことで見合わせ。年明けに予防接種をしてからにしよう。俳壇が届き、天:焼芋の冷えてだんだん甘くなる(藤巻嘉秀)地:とりあへず忘れることに日向ぼこ(谷脇篤)人:しぐるるやこのまま行くと再雇用(深町明)と選んでみたが、書き留めた句はなし。巻四十七が膨らまない。昼飯は納豆ご飯と味付け海苔に...
View Article(巻四十三)夏燕銭を使はぬ二三日(志村宗明)
12月24日火曜日晴れ。微風。朝家事は掃除機がけ。息子の楽器置場になっている床の間やオヤツやフリカケ置場になっている机の下も掃除機をかけておいた。部屋まるく掃いて男の冬支度(大西一冬)その後、生協へ米などを買いに行く。途中ワカちゃんを見に行くが不在。昼飯は納豆ご飯に味付け海苔で美味しく頂いた。昨晩の残り物の豚小松菜鍋も連られて美味しく食べられた。で、一息入れてから散歩。白鳥の猫さんたちに会いに行く。...
View Article(巻四十三)わが色欲いまだ微[かす]かに残るころ 渋谷の駅にさしかかりけり(斎藤茂吉)
12月26日木曜日晴れ。朝家事は台所掃除。食器棚やガス台の拭き掃除と覆いなどの交換。高い所が大変だ。いつまでできるやら。歳晩の脚立に妻の指図待つ(安居正浩)で、掃除のあと入浴剤、風呂洗いの洗剤ほかを買いにウエルシアへ参る。途中、ワカちゃんの公園に寄るがワカちゃんは不在。代わりに黒猫が日向ぼっこしていて呼んだら出てきた。白日の下で見るとずいぶん大きな猫である。すぐに生け垣に身を隠して用心深くスナックを...
View Article(巻四十三)雪月花わけても花のえにしこそ(飯田龍太)
12月27日金曜日晴れ。朝、バターとジャムのトーストをミルクで楽しむ。細君は生協へ買い出しに行く。栗が高い高いと言い、割れ栗と云うハネ物の栗甘露煮に買ってきた。それもまたよし。味噌しようゆ切らさぬほどの年用意(園部佳成)守護神として部屋に奉っているお面の塵を払い、ご加護に謝した。SSEAYP84の折にどなたからか戴いた民芸品だが大切にしている。洗濯もいたした。布団も干した。昼飯は納豆ご飯と味付け海苔...
View Article(巻四十三)浮きもせず沈みもせずにただ金魚(熊川暁子)
12月29日日曜日晴れ。昨晩、長袖下着とタイツの着替えを忘れたので今朝着替えた。裸になってもあまり寒さを感じなかった。冷え込みは緩かったのだろう。朝家事は洗濯。毛布などを干す。毛布を取り込んだときに俳壇を渡された。天:来る前にさても忙[せわ]しき師走かな(朝広三猫子)地:着ぶくれてまるき句心指を折る(鈴木圭)人:一生に一度の一日年詰まる(前九疑)と生意気なことを致したが、句帳に書きとどめた句はなし。...
View Article(巻四十三)世の中や踊る裸体[はだか]も年の暮(永井荷風)
12月31日火曜日曇り。朝家事は洗濯。細君は煮物などで朝から台所だが、今年はどういうわけだか手伝えと言われずたっぷりと独りで過ごす。昨日借りてきた「法学教室12月号」の判例セレクトのうち少しは解るかもと以下の二例を読んでみた。1、憲法―DNA型データ等抹消請求事件2、刑法―不正に入手した秘密鍵による暗号資産の移転と電子計算機使用詐欺罪「1」については解説者が原告側の適用法令の的確性について述べるとと...
View Article(巻四十三)捨案山子安堵の顔をしてゐたり(山本けんえい)
1月1日水曜日晴れ、風強く寒し。昨晩は年越しのお湯割りと漢方誘眠安定剤のカクテルで快眠。4時半ころ目覚め、新年のあいさつなどを顔本とブログに載せた。朝飯はいつものようにバター・ジャムトースト、バナナ、ヨーグルト、ミルク。朝家事は布団干しだけ。昼飯は早めに二人でお雑煮をいただいた。大変旨し。年賀はがきが届いた。細君の友だち筋には金持ちが多く、八十にならんとする後家さんが2年間英国に留学していたなんぞと...
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