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(巻四十三)捨案山子安堵の顔をしてゐたり(山本けんえい)

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1月1日水曜日

晴れ、風強く寒し。昨晩は年越しのお湯割りと漢方誘眠安定剤のカクテルで快眠。4時半ころ目覚め、新年のあいさつなどを顔本とブログに載せた。

朝飯はいつものようにバター・ジャムトースト、バナナ、ヨーグルト、ミルク。朝家事は布団干しだけ。

昼飯は早めに二人でお雑煮をいただいた。大変旨し。年賀はがきが届いた。細君の友だち筋には金持ちが多く、八十にならんとする後家さんが2年間英国に留学していたなんぞというようなちょっと鼻につく添え書きをしてきたりする。しかし吾が妻は、そういうことを羨んだりすることがない。お雑煮が食べられるお正月を迎えられてよかったよかったとお雑煮を食べている。彼女がよく口にするのが『高瀬舟』である。

参考文献:

 「高瀬舟(抜書) - 森鴎外」中公文庫 教科書名短篇 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32327276/

で、一息入れてから散歩に出かけた。猫さんたちへの新年の挨拶回りで、白鳥の猫さんたちから回った。ロクちゃん、タミちゃん共に元気でタミちゃんとの距離がまた詰まった。5袋。

隣りのファミマで珈琲。ついでにピーナッツの小袋を買う。昨晩の寝酒で悪癖復活か?ツマミの袋も残っているし、お元日の夜くらいよかろう。

で、そこから青戸八丁目と亀有二丁目の境界道路を歩いて風呂屋の煙突を経て、途中でワカちゃんを探しながら公園に着く。ワカちゃんは結局不在だったが黒猫が出てきた。だいぶ馴染みになったが背中を触ったら飛び上がって後退りした。まっ、少しずつ仲良くなろう。そろそろ名前をつけたいが三番目の黒猫なので手ごろな名前が浮かばない。2袋。

で、そこからクロちゃんのところに向かう。クロちゃんはいつもの階段下に居て、駆け寄ってくれた。マグロ風味と2袋。で、そこから新道を歩き蓮光寺通りに入り、蓮光寺さんの掲示板にお詣りし、境内に入り本堂を一撮いたす。どうも御言葉に一捻りがない。

で、隣りの、新年で幟の立っているお稲荷さんに詣でる。転がったり鳴いたりとコンちゃんの歓迎を受ける。誠にめでたし。マグロ風味を進呈いたす。昨日壊してしまった賽銭箱は修復されていて、今日は百円献納し、「いつでもいいです。今でもいいですから、ポックリで」とお願いした。振り返ればこの5年、遁世した、実に幸せな日々を過ごせたわけでこれ以上の果報はない。これでコロリなら満願なのである。

で、図書館脇を抜けて帰宅いたした。

願い事―ポックリ御陀仏。知らずに仏。

初夢の半分夫に話しけり(黛洋子) 

 

昨日はブログ「随筆筆写」に21人の方が訪れ、30のアクセスがあった。

トップはアクセス6で

「反省なき男の - 中村伸郎」おれのことなら放つといて(ハヤカワ文庫)から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32294958/

2位(アクセス3)は

「小百合・良子・由美子ともう一人の女優 ― 鈴木清順鈴木清順[エッセイ・コレクション] から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/34149551/

3位(アクセス2)は

「英語の情緒性、日本語の論理性 - 杉本良夫」ちくま文庫 日本人をやめる方法ー杉本良夫から から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32294868/

「海外に出て行く。新しいフロンティア(抜き書き) - 村上春樹新潮文庫 職業としての小説家から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32308144/

でした。

本年もよろしくお願いいたします。

「年始歳暮 - 鏑木清方岩波文庫 鏑木清方随筆集 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32297574/


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