12月29日日曜日
晴れ。昨晩、長袖下着とタイツの着替えを忘れたので今朝着替えた。裸になってもあまり寒さを感じなかった。冷え込みは緩かったのだろう。
朝家事は洗濯。毛布などを干す。
毛布を取り込んだときに俳壇を渡された。
天:来る前にさても忙[せわ]しき師走かな(朝広三猫子)
地:着ぶくれてまるき句心指を折る(鈴木圭)
人:一生に一度の一日年詰まる(前九疑)
と生意気なことを致したが、句帳に書きとどめた句はなし。
で、昼飯となり納豆ご飯と味付け海苔に昨晩の残り物のポトフをいただく。納豆旨し、味付け海苔旨し、ポトフの中のジャガイモ殊に旨し。
一息入れてから散歩。今日は暖かで無風の散歩日和なので時計回りで大回りすることにした。先ず図書館の脇から曳舟川遊歩道に出て、お稲荷さんに詣でた。コンちゃんは陽を浴びて寝ていたが、気づいてゴロゴロと体を転がして愛嬌を示した。そんなコンちゃんに「ご機嫌ですね~」などと話し掛けているところに猫爺さんが戻ってきて暫し猫談義。猫爺さんの観察に依れば季節を先取りして食欲を示すコンちゃんの食欲が落ちてきたとの由。冬を迎える秋の半ばから猛烈な食欲を示し栄養を蓄え、冬に入るとむしろ落ち着くそうだ。今年はその食欲の落ち着きが例年より早いそうで、「猫の長期予報では、この冬は暖冬のようですな。」との由。鏡餅がお供えしてあるお稲荷さんに50円献納してポックリを祈願。
蓮光寺通り、二丁目裏通りと歩いてクロちゃん宅に伺う。いつも階段下に居て、擦り寄って癒してくれた。マグロ風味と2袋。
そこからワカちゃんの公園へ回るがワカちゃんは不在。代わりに黒猫が呼ばないのに出てきた。まだ警戒しているが、鳴き声で埋め合わせしているようだ。2袋。
そこから白鳥の猫さんに会いに行く。今日はロクちゃんだけでタミちゃんは不在。初めてマグロ風味をあげてみたが、余程美味しかったとみえてチューブを搾るのを待てずチューブに噛みついてきた。他に3袋。
猫さんのスナック代は締めて250円といったところか。スナック「黒猫」で4人の姐さんにちょっかいを出したと思えばお安いものだ。
で、隣のファミマでお茶をしたあと、生協に戻りペットフード売場でめずらしく置いてあったドライ・スナック3袋とマグロ風味を1袋買う。ドライ・スナックは年始分も十分備蓄できた。
帰宅して洗濯物を取り込む。
願い事―ポックリ御陀仏。知らずに仏。
今日の一句、
浮きもせず沈みもせずにただ金魚(熊川暁子)
は季節外れではあるが味わいのある深い句だ。季節外れを逆手にとって句帳にある「金魚」の句」を書き出してみた。
板きれにきんぎよのはかと幼文字(黒沢正行)
金魚ならまだ飼えそうな持ち時間(高橋悦子)
女去る金魚のやうに尻を振り(柳原白眞)
なんとまあ御負けの金魚だけとなり(谷澤紀男)
金魚死にその日のうちに捨てられし(八田木枯)
なんとなく死にたい夜の金魚かな(結城昌治)
救う気で掬う夜市の屑金魚(西村克彦)
金魚百屑と書かれて泳ぎをり(中西夕紀)
昨日はブログ「随筆筆写」に26人の方が訪れ、28のアクセスがあった。
トップはアクセス3で、
「サザエさんの性生活 - 寺山修司」角川文庫 家出のすすめ から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32296453/
2位(アクセス2)は
「東京-大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと - スズキナオ」
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32451963/
「建造物侵入罪の既遂時期と身体の位置 - 東京大学教授和田俊憲」法学教室2023年8月号
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33434288/
と
「〈美容整形〉この神を怖れぬもの - 三島由紀夫」日本の名随筆40顔から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33452359/
でした。で「身体の位置」ということで、
「エスカレーターのマナー - 鷲田清一」中公文庫 考えるマナー から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32346221/
を紐づけ致しました。