(巻四十二)ホスピスに寄せては返す蝉時雨(酒井湧水)
11月8日金曜日晴れ。朝家事は特になし。細君は生協に出かけたが、余は買い物なし。昼前に会社から契約継続の通知を戴く。有りがたし。参考文献:「あなたは非常に運がいい......かもしれない - 土屋賢二」論より譲歩...
View Article(巻四十二)よみさしの小本ふせたる炬燵哉(永井荷風)
11日11日月曜日雨のち曇。朝家事は拭き掃除。一昨日、昨日と続けて1万歩を超えたので少し疲れが出た。疲れるとよく寝られて、それはそれで結構なことであります。時間ができれば書き取りに精を出すことにした。AVを観るよりも、麻雀をするよりも、日経平均を見るよりも、ロンドンの金相場記事を読むよりも、書き取りは忘我の境地に導いてくれる。もちろん聞き取れない箇所はある。そこはやり過ごし、しばらくしてから再訪し、...
View Article(巻四十二)市中は物のにおひや夏の月(凡兆)
11月14日木曜日雲。朝家事は特になし。細君は生協に出かけ、小一時間独居を楽しむ。二、三軒置いたところに九十を超える爺さんが独居している。近所に娘が二人いて日に一度は顔を出しているようだ。それでも一日の大半を独りでテレビだけが物音の生活をしているわけで、先般エレベーター・ホールで立ち話したとき「かみさんが先にいっちゃって、ず~と独りですから、さみしいもんです。」と吐露された。独居を楽しむなどとほざけ...
View Article(巻四十二)黴びし物錆びたる物と寂かなり(相生垣爪人)
11月17日日曜日晴れ。快便のためにいつも決まった時刻に起きてくる細君が定刻を15分過ぎても出て来ないので、ちょっと心配し、ついでに独りになったら何をして遊ぼうかなどと思い描いてみた。老妻の起床に安堵秋の朝(中上庄一郎)朝家事は掃き掃除。昼飯の温め。今日は The young pub bosses reviving the British...
View Article(巻四十二)少しずつ我を片づけ更衣(座安栄)
11月18日月曜日雨のち曇りのち晴れ。今朝は私が寝坊した。いつもの通り6時前に一度トイレに起きて、また寝床に入り6時半、7時の2回の目覚ましにも気付かず7時半まで寝込んでしまった。目覚めるといつも私が居て遺憾(池田澄子)参考文献-:「じゃんけんで負けて俳句に出会ったの ― 池田澄子」私の死亡記事...
View Article(巻四十二)目薬に目玉を回す今朝の秋(森本幸平)
11月20日水曜日降ったり曇ったり。気温は8度まで。昨晩、就寝の際に長袖下着とタイツを着ておいたが正解であった。朝家事は特になかったが、雨のすき間を選んで自用のバナナと家用のジャガイモを買いに生協へ参る。その途中、ワカちゃんの様子を見に寄ったが不在。今日の書き取りは、 Longevity...
View Article(巻四十二)サングラス掛けて妻にも行くところ(後藤比奈夫)
11月23日土曜日晴れ、風やや強し。朝家事は拭き掃除、台所換気扇のフィルター交換、ベランダの落ち葉掃き、昼食の温め。その後書き取り。今日は、How Bird-Like were Dinosaurhttps://www.bbc.co.uk/programmes/w3cswvxr...
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