(巻四十二)短夜や死を意識して四十日(柴田美枝子)
10月20日日曜日 晴れ。朝家事は特になし。夜濯ぎを干し、毛布を干す。その後生協に自分の朝食用品といいつかったジャガイモ、タマネギを買いに行く。いずれも今日の品は形、大きさ共に良し。帰って、昼飯の温めをして任務終了。1時間半ほど書き取りに勤しむ。なお、来週の集中英聴はElectrolyteshttps://www.bbc.co.uk/programmes/m0022z97...
View Article(巻四十二)赤貧の身にふりかかる桜かな(脇坂規良)
10月21日月曜日 曇り。昨日は9400歩ほど歩いたと記録されていた。短パンTシャツでベランダに出ると、やや寒い。細君が云うに、今朝はラジオで「冬が来る前に」がかかったそうだ。朝家事は特になし。細君は生協へ出かけて、その間に書き取りに集中した。この歳でも進歩している。昼飯前に、冬が来るというのでTシャツなど夏物を天袋に上げて、トレーナー、パーカーを下ろした。衣類の冬支度は終わり。参考文献:...
View Article(巻四十二)ペリカンが水噛みこぼす大暑かな(小島健)
10月24日木曜日晴れ。朝家事は夜濯ぎの外干しと布団干しだけ。細君は生協へ。で、暇潰しの書き取りを致す。分からないところはいつか分かるかもしれない。分からなくても、まっいいか。彼奴がお稲荷さんへのお賽銭のことでうるさい。月に千円以上もあげるのは勿体ないと申し、それでウナギを食べようと云う。確かに毎日百円入れるときつくなるが三十円ならよかろう。そして自分のポックリだけを祈願することにしよう。参考文献:...
View Article(巻四十二)もろもろの管抜き去つて死者涼し(河野美千代)
10月25日金曜日 小雨のち曇り。朝家事は特になし。細君は美容室に出かけた。秋雨のなか独り書き取りをして時を過ごす。書き取りは頭が勝手にろくでもないことを考え始めるのを止める、つまり脳を拘束するための作業だ。だから脳拘束には写生でも、随筆の筆写でも、何でも良いのだが最近は書き取りをしている。参考文献:「意識と神経細胞の維持 - 養老孟司」ちくま学芸文庫 唯脳論 から...
View Article(巻四十二)五月雨や感じる者と濡れる者(村松敦視)
10月27日日曜日 曇り。朝家事は特になし。細君は生協に行き、帰ってきて亀有生協が開店55周年のイベントの準備をしていたという。55年前のことを思い出してみるが、隣町で実に嫌な中学生生活していたころで生まれて来なければよかったと思い、『河童』に共感していた頃だ。参考文献:「河童(抜書) - 芥川竜之介」岩波文庫...
View Article(巻四十二)また一軒昭和が解体されて夏(奥西健次郎)
10月28日月曜日雨のち曇り。朝家事は拭き掃除。ほかに昼飯の温め。そんなところに彼奴の中学のときの友だちから電話が入ってくれてお解き放ちになる。あとで話を聞くと二人してファンだと云う向井慧のラジオ番組の情報交換だとか。ちなみにその友だちは舟木一夫で、彼奴は三田明だったそうだ。まっ、大きくは的を外していない。参考文献:「東京 - 向井慧」もしも、東京 から...
View Article(巻四十二)三つづつ数へて分けるさくらんぼ(横田青天子)
10月30日水曜日雨のち晴れ。いつも昼飯の後と決めている一息を怠り、未明の4時にモヨオシテ致す。雨音を聞く。朝家事は特になし。「定額減税調整金支給確認書」発送準備。雨の止むのを待って10時過ぎに添付資料のコピーを撮りに生協へ参る。戻って書類に記入いたしたが、通帳に金融機関番号がなく、銀行に問い合わせた。手間はかかるが私はバラマキよりは宜しいと思う。参考文献:「「セックスワークにも給付金を」訴訟第一審...
View Article「民法 性別変更後の出生子による認知請求 ー 関西大学教授 白須真理子」法学教室2024年10月号
「民法 性別変更後の出生子による認知請求 ー 関西大学教授 白須真理子」法学教室2024年10月号 最高裁令和6年6月21日第二小法廷判決...
View Article(巻四十二)短日や不足をいへばきりもなき(久保田万太郎)
11月2日雨。台風崩れの雨。崩れてくれてありがたい。朝家事は掃除機がけ。エアコンのフィルター掃除。昼飯の温め。その後、借りている『法学教室10月号』の判例セレクトの「退職手当全部支給制限処分が裁量権の逸脱濫用ではないとされた事例」を読んでみた。27年勤めた地方公務員さんが酔っ払い運転で物損事故を起こし、懲戒免職と退職金の全部不支給の処分を受け、これを不服として訴え、高裁は首はクビにしたが、退職金は一...
View Article(巻四十二)死を畏れ死を恋ひ枝垂桜かな(おぐまふさこ)
11月4日月曜日晴れ。朝家事は特になし。細君が生協から戻るのと入れ替わりに自用品を買いに生協へ行く。戻って昼飯を温め、ゴミを捨てに集積所に行ったら文庫本が100冊以上出されていた。表題を見るに翻訳物ばかりで抜き取りたくなるような筋の良いものはなし。もっともあれだけの書籍を読破して身につけているのであれば主は立派な教養人であろう。参考文献:「一冊十円でも買い手がない-文庫本「はかり売り」される -...
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