(巻四十一)また一人消して木枯去りゆけり(モーレンカンプふゆこ)
9月7日土曜日 晴れ。朝家事は特になし。細君が生協から戻り「開店待ちの男の人が7,8人いて、お米に殺到していたわ。」との談話。そんな話を聞いてから散歩に出掛けた。歩いたのはいつものコースで、先ず図書館に寄り2冊返して、予約していた『酒呑みの自己弁護 ― 山口瞳』『素湯[さゆ]のような話 ―...
View Article(巻四十一)人生の終わりの方の冬すみれ(池田澄子)
9月10日火曜日 晴れ。多湿。細君は眼科に出かけ、独居を楽しむがAVは見飽きて気合が入らない。ポルノに反応して悶々なんていうのは受験生の特権なのだろう。『酒飲みの自己弁護 ― 山口瞳』『素湯[さゆ]のような話 ― 岩本素白』を捲るがコチコチによい作品は見当たらず。参考文献:「解禁する - 開高健」角川文庫 白いページ2...
View Article「行き先の心配 ― 南直哉[みなみ・じきさい]」新潮新書 苦しくて切ないすべての人たちへ から
「行き先の心配 ― 南直哉[みなみ・じきさい]」新潮新書 苦しくて切ないすべての人たちへ から...
View Article「「苦」の正体(覚めない夢、破れる現実) ― 南直哉[みなみ・じきさい]」新潮新書 苦しくて切ないすべての人たちへ から
「「苦」の正体(覚めない夢、破れる現実) ― 南直哉[みなみ・じきさい]」新潮新書 苦しくて切ないすべての人たちへ から...
View Article「小百合・良子・由美子ともう一人の女優 ― 鈴木清順」鈴木清順[エッセイ・コレクション] から
「小百合・良子・由美子ともう一人の女優 ― 鈴木清順」鈴木清順[エッセイ・コレクション] から...
View Article(巻四十一)春の夜の寒波の底も見えにけり(畑中史郎)
9月16日月曜日 曇りばれ。久々の気温30度だそうだが湿度が高い。朝家事は拭き掃除と夜濯ぎの外干し。風があるので少しは乾こう。家事のあと、命によりウエルシアへ、箪笥用防虫剤、排水管用洗剤、トレペーを買いに行く。ワードローブ用防虫剤が幅を利かせていて箪笥用は片隅に僅か。箪笥という家具も淘汰されたか。参考文献:「せまい家からの眺め - 天野祐吉」ちくま文庫 バカだなア...
View Article(巻四十一)生き了るときに春ならこの口紅(池田澄子)
9月17日火曜日本日の句を以て巻四十一の読み切りでございます。巻四十一は追って一括掲載いたします。晴れ。暑し。朝家事は特に無し。細君は眼医者に出かけて、独りを楽しむ。不善は為さずコチコチと本を読む。鈴木清順監督が野川由美子のことを書いていたが、私もああ云う濃い顔は好きだ。まだ精通前の未熟なころ小川まゆみと野川由美子が共演していたテレビドラマを大人に交ざってみたことがあったが、あれが勃起初めだったかも...
View Article(巻四十二)満月のもう重からぬ高さかな(横澤放川)
9月18日水曜日 昨晩、火曜日の10時からはFM葛飾の「きしゃぽっぽ」第1400回があったのだが眠くて眠くて我慢できず寝てしまった。寝ながら聴いたICレコーダーの記録では就寝後3分47秒まで起きていたようだが、そこいら辺りで眠りに落ちたようだ。寝つき極めてよし。夜中の2時ころ一度目を覚ましたが、程なくまた眠り、5時過ぎまで寝た。目覚めるといつも私が居て遺憾(池田澄子)参考文献:「なぜ眠くなるのか -...
View Article「生死事大 無常迅速 ― 玄侑宗久」禅語遊心 ちくま文庫 から
「生死事大 無常迅速 ― 玄侑宗久」禅語遊心 ちくま文庫 から これはよく、時を報じて打つ木版などに書いてある言葉だ。生死[しようじ]のことは人生の一大事であり、待ったなしの緊急テーマだということだろう。『伝燈録』五の「永嘉玄覚[えいかげんかく]」条、また『六祖壇経[ろくそだんぎよう]』にある。木版ではたいていその後に、「各[おのお]の宜しく醒覚し、慎んで放逸なること勿れ」と続く(「光陰可惜...
View Article(巻四十二)妻がゐて子がゐて孤独いわし雲(安住敦)
9月20日金曜日 晴れの予報が外れて有難いことに曇り。朝家事はなし。細君は生協に出かけ、入れ違いで散歩に出る。毎日ほぼ同じ道を歩くが景色は日々違う。明日、明後日と都住自治会のお祭りがあるとの掲示を一撮。図書館で2冊返却し、『老いの生き方 ―...
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