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(巻四十一)酒やめて十日の菊となりにけり(島田孝)

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9月15日

 

晴れ。高温多湿。ただ、北西からの風は心地良く、秋の雲も漂う。朝家事は特になし。細君が生協から戻るのと入れ替わりに自分の朝食用品とお米を食べてしまったので補充分を買いに出かけた。お米は秋田こまちと岩手のひとめぼれがほどほど残っていて、切迫感はない。余所では新米が並び始めたそうだが、義妹の表現を借りれば「あそこの生協は貧乏な年寄りばかりが来る店だから高いものは置かないわよ」という店だから、ここではこの先しばらく新米は見ないであろう。今日も一房五本のバナナがあり、高齢の低所得者としては「これでよいのだ!」と思う。

一度買い物を置きに戻り、それから散歩。図書館で1冊返して2冊借りた。『鈴木清順―エッセイ・コレクション』、『ひとの最後の言葉―大岡信』。新聞・雑誌コーナーで図書館のスポーツ新聞の競馬欄で検討している爺さんが二人。競馬新聞くらい買わないと当たらないんじゃないかと思う。

お稲荷さんではポックリとシャッキリをお願いした。コンちゃんは車の下。コンビニでアイス・コーヒーを喫し、生協へ向かう途中でお祭りの行列に出会う。この町内にはまだ担ぎ手が居るのだなあ。

生協に入り野点の支度をする。茶碗蒸しが2割引きで出ていたのでそれにしてみた。電子レンジは置いてあるのでレンチンはできるのだが、下手して破裂させて中をグチャグチャにしてはいけないので自制して、いつものベンチで野点いたした。冷蔵茶碗蒸しもこの季節ならまた好しである。

昼飯喰って、一息入れて、借りた文庫を捲り、届いた『俳壇』を鑑賞し、

生意気ながら

天:呼ばれたる気がして仰ぐ盆の月(久保田清)

地:空の下少しだけ借り赤蜻蛉(寺田秀雄)

人:清貧と自分で言ふか冷奴(あらゐひとし)

と選び書き留めた。

参考文献:

「「天」か、「大賞」か - 塩田丸男」00年版ベスト・エッセイ集 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32343465/

夕食に鶏と野菜の煮物を拵えた。ふりかけがある。

願い事―ポックリ御陀仏。知らずに仏。

老人はとしよりやすし小鳥来る(橋本栄治)

 

昨日はブログ「随筆筆写」に16人の方が訪れ、21のアクセスがあった。

トップはアクセス4で

「東京-大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと - スズキナオ」

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32451963/

2位(アクセス3)は、

「生まれ変わるためには死なねばならない - 河合隼雄」 新潮文庫 こころの処方箋 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32301644/

立読抜盗句歌集(巻三十七)

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33627817/

4位(アクセス2)は、

「「苦」の正体(覚めない夢、破れる現実) ― 南直哉[みなみ・じきさい]」新潮新書 苦しくて切ないすべての人たちへ から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/34141078/

でした。で、「苦」ということで

「涸れることのない苦悩の泉 - 木原武一」快楽の哲学 NHKBooks から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32903808/

を紐づけ致しました。

 


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