「柴又と流山 ー 岩本素白」素白先生の散歩(池内紀 編)から
「柴又と流山 ー 岩本素白」素白先生の散歩(池内紀編)から柴又と流山もう大分古い話である。何処の花もすっかり散尽した四月末の或る土曜日、急に触れ書きのようなものが廻って来て、いつもの連中でゆっくり話そうと云うのである。場所は柴又の川甚、会場などという言葉の使ってなかったのが嬉しかった。元は同じ所で顔を合せていた連中であるが、...
View Article(巻四十三) 貧家の子六十年後春の昼酒(遠藤敏明)
3月22日土曜日晴れ。春の空となりシマリがない。朝家事は掃除機がけと綿毛布の洗濯補助。10時に昨日細君が土産に買ってきた餡パンを食す。美味しゅうございました。その後、昨日に引き続き『方丈記私記ー堀田善衛』を捲り、...
View Article「作家の運(結語抜書) ー デイヴィッド・ロッジ(高儀進 訳)」Writer’s Luck - A Memoir 1976-1991 David Lodge
「作家の運(結語抜書) ー デイヴィッド・ロッジ(高儀進 訳)」Writer’s Luck - A Memoir 1976-1991 David...
View Article(巻四十三) 六月を奇麗な風の吹くことよ(正岡子規
3月24日月曜日曇り。朝家事は掃き掃除。義妹から電話が入り長電話。お蔭で静かに英聴書き取りでしばらくの間、過ごせた。The art of fermentationhttps://www.bbc.co.uk/programmes/w3csv0pf...
View Article「江漢西遊日記(司馬江漢) ー ドナルド・キーン(金関寿夫ー訳)」講談社学術文庫 百代の過客ー日記にみる日本人 から
「江漢西遊日記(司馬江漢) ー ドナルド・キーン(金関寿夫ー訳)」講談社学術文庫百代の過客ー日記にみる日本人...
View Article「改元紀行(大田南畝) ー ドナルド・キーン(金関寿夫ー訳)」講談社学術文庫 百代の過客ー日記にみる日本人 から
「改元紀行(大田南畝) ー ドナルド・キーン(金関寿夫ー訳)」講談社学術文庫百代の過客ー日記にみる日本人 から大田南畝の名声は、滑稽文学の作者としての名声である。侍階級の子弟にふさわしく、彼は儒学の教育を受けた。だが初めは、それによって身を立てることが出来ず、己の天分に従い、いわゆる狂詩、狂歌、そして黄表紙さえ書いた。今日の漫画本にひとしい分野である。...
View Article「馬琴日記(滝沢馬琴) ー ドナルド・キーン(金関寿夫ー訳)」講談社学術文庫 百代の過客ー日記にみる日本人 から
「馬琴日記(滝沢馬琴) ー ドナルド・キーン(金関寿夫ー訳)」講談社学術文庫百代の過客ー日記にみる日本人 から...
View Article「方丈記六(英訳)」
「方丈記六(英訳)」六おほかた、この所に住みはじめし時は、あからさまと思ひしかども、今すでに、五年を経たり。仮の庵も、ややふるさととなりて、軒に朽ち葉ふかく、土居に苔むせり。おのづから、ことの便りに都を聞けば、この山にこもり居て後、 やむごとなき人のかくれ給へるもあまた聞こゆ。まして、その数ならぬたぐひ、...
View Article(巻四十三) 一人良し一人は淋し花に酌む(三宅久美子)
3月29日土曜日雨。朝家事は洗濯部屋干し。古い通帳の裁断を命じられチョキチョキ致しながら隣に嘆息を聞く。昼飯は納豆ご飯に味付け海苔と昨晩の残り物。文献に従い横着せずに十分かき混ぜて糸をひかせてから辛子とタレをかけ、更にかき混ぜて食した。やはりちゃんとやった方が美味し。(文献)「納豆の食べ方 ー 中島春紫」発酵の科学 BLUE BACKS...
View Article(巻四十三) 健康な春愁ですと精神医(徳永松雄)
3月30日日曜日曇りのち晴れ。朝家事は特になし。細君は生協に行く。午前は読書と英聴で過ごす。贅沢な事なり。昼飯となり、納豆ご飯に味付け海苔と昨晩の残り物。今日もしっかりと納豆をこねて美味しく頂いた。で、一息入れてから散歩。まず、サクラ通りを歩き花を楽しんでから、クロちゃんを訪ねた。クロちゃんはいつもの階段下にいていつもの通り駆け寄ってくれた。最近、おもしろくない思いをさせているようなのでしっかりと撫...
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