(巻三十三)失ひてまた何か得てあたたかし(三村武子)
(巻三十三)失ひてまた何か得てあたたかし(三村武子)7月7日行く手を高気圧に阻まれた初嵐が房総沖に停滞しているとかで、ありがたい曇り空が続いている。午前中は家事もなく、居眠りをしたりBBCを聴いたり。佐野さんのお話を読み終えたので『猫の墓-夏目漱石』を読んでみようかなどと思う。https://nprtheeconomistworld.hatenablog.com/entry/2021/06/04/0...
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(巻三十三)曲水に相場をつかむ気合かな(大町敏夫)7月8日金曜日午前は洗濯と窓拭きをいたす。窓拭きは空手キッドのようにスクワットを繰り返し膝が疲れた。歳だ。午後は昼寝をして、3時半から散歩に出かけた。都住3を通ったがサンちゃんもフジちゃんも不在。新道の裏通りを亀信のところまで歩き、そこから先は新道を歩いて駅前のマルナカまで行った。客は私だけ。酸っぱいものをアテに呑もうとサメの軟骨と魚卵を南高梅で和え...
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(巻三十三)三伏の五体酸味の加わりし(山口征司)7月9日土曜日高いところの塵払い、掃除機がけ、毛布干しが午前の作務・修行。午前中なれど汗をかく。昼飯を食って昼寝。少し眠ったようだが、何か余計に疲れたような気分だ。4時前に散歩に出かけた。今日は葛飾野高校の塀伝いに歩き、白鳥ファミマでよいツマミがあれば一杯いたして、そこから都住2、都住3、図書館と歩くコースにした。歩き出して葛飾野高校のネットの塀の終わ...
View Article(巻三十三)露涼しついで詣りの野の仏(荒武蕾)
(巻三十三)露涼しついで詣りの野の仏(荒武蕾)7月10日日曜日葉が黄落して鉢植えのミカンに元気がない。水しかあげないのがよくないのか?水が足りないのか多すぎるのか?一番簡単そうなミカンでさえも育てられない。生協に出かけた細君は蝉の初鳴きを聞き、蚊にくわれて戻ってきた。昼の蚊の打ち得ぬまでになりにけり(石橋秀野)と、そこまでは弱っていない。しっかりしているのでありがたい。昼寝して汗をかく。4時前に散歩...
View Article(巻三十三)ケータイに詫びる男や蜷の道(小川軽舟)
(巻三十三)ケータイに詫びる男や蜷の道(小川軽舟)7月11日月曜日洗濯と拭き掃除をいたす。南風だそうでむし暑い。南風吹くカレーライスに海と陸(櫂未知子)昼寝して汗をかく。4時前に散歩に出かけた。葛飾野高校野球部の練習を眺め、明日の健闘を祈る。そこから白鳥生協へ向かい、イートインで寿司で一杯いたした。食いたいとかしたいとか欲望が湧いたらなるべく充たすことにしているが、寿司が食いたくなった。寿司屋に入っ...
View Article(巻三十三)木の葉髪帽子の中にしまひけり(上野章)
(巻三十三)木の葉髪帽子の中にしまひけり(上野章)7月12日火曜日細君が検診の結果を聴きに行き数値が良くて嬉しかったのか帰りに私のTシャツを買ってきてくれた。チャコールグレーの胸ポケット付の綿製である。洒落たデザインが入っているから三千円以上したのかも知れない。秋袷夫買ひくれしを大切に(稲垣光子)午後の方が天気が崩れるので、さっさと散歩に行ってこいと言うので11時に家を出た。都住3、都住2と猫さんた...
View Article(巻三十三)悪茄子の頓着せずに花盛り(太田土男)
(巻三十三)悪茄子の頓着せずに花盛り(太田土男)7月13日水曜日掃き掃除、窓拭きをした。細君はテレ友と歓談していたが見たところ(聞いたところ)七分三分で細君が喋っていた。お友達の我慢に感謝します。囀りの耳を澄ませば愚痴少し(鈴木淑生)午後も雨で外出せず。不当たりの中から「妄想老人日記-野坂昭如」をつまんで捲ってみた。世紀末の野坂昭如氏七十歳前後の日記だ。血圧についての記載がよく見られるが180なんぞ...
View Article(巻三十三)夏帽子替へて遊ぶ日働く日(安原春峰)
(巻三十三)夏帽子替へて遊ぶ日働く日(安原春峰)7月14日木曜日明け方毛布を手繰りよせた。雨が降ったり止んだりの天気たが今日も涼しくて助かる。細君は生協へ出かけ、私は洗濯物を干す。カラッと洗濯物が乾く天気ではないが出さないよりはましだろう。戻ってきた細君が云うにセロテープが欠品だそうだ。私も買い物リストに載せてあるので生協に入れば確認していたが、欠品御詫びが貼り出されたということは補充の見込みがない...
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随筆筆写控え帳「冬眠日記[抄] - 大岡昇平」日本の名随筆別巻82演歌 から「フツーに死ぬ - 佐野洋子」にゃんこ天国 から「長嶋様の生家をたずねて - ねじめ正一」日本の名随筆別巻73野球 から「耄碌寸前 - 森於菟」「銭形平次 - 司馬遼太郎」街道をゆく36本所深川散歩、神田界隈 から「立石寺の蝉 - 斎藤茂吉」斎藤茂吉全集第六巻から「役割分担 - いかりや長介」新潮文庫 だめだこりゃ...
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(巻三十三)囀りに耳を済ませば愚痴少し(鈴木淑生)7月16日土曜日本日で巻三十三の読み切りです。追って一挙掲載いたします。携帯の予定表が母校の試合だと告げている。東東京大会をグーグルと昨日の雨で順延となっていた。9時半頃から雨の合間に買い物に出かけて、ドラッグストアと生協に寄り30分で帰宅。ドラッグストアに置いてある電池の方が生協のより大分安い。今度試してみよう。図書館からは貸出可能の通知が来ている...
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