(巻二十五)文章の下手のなげきを鵙によせ(星野立子)
(巻二十五)文章の下手のなげきを鵙によせ(星野立子)5月16日土曜日細君の今朝のご挨拶は「今日は薔薇の日だそうよ。ラジオが言ってた。」でございました。薔薇匂ふいつも何かの潜伏期(橋本喜夫)細君は週に一度くらい何のかんのと理由をつけて息子にメールを送り、息子からの実に味気のない返信を喜んでいる。今週の返信がやっと来て、ようやく機嫌がよくなった。遠方の息子は唄になるが、娘はならないようだ。娘はよく連絡を...
View Article(巻二十五)うしろより来て秋風が乗れと云う(高野ムツオ)
(巻二十五)うしろより来て秋風が乗れと云う(高野ムツオ)5月17日日曜日散歩に出た。さくら通り往復で三千五百歩。団地沿い道の道は直線的だが、二丁目の道はカーブを描いている(写真)。曲がった道の方があたしは好きです。凉風の曲がりくねつて来たりけり(小林一茶)朝日俳壇:だんだんと遠く見る癖春愁(モーレンカンプふゆこ)を書き留めました。パチンコ依存症の方がパチンコ屋へ行くのは不安、恐怖などからの逃避行動の...
View Article「めぐりあい-畏友「彼」 - 遠藤周作」集英社文庫 お茶を飲みながら から
「めぐりあい-畏友「彼」 - 遠藤周作」集英社文庫 お茶を飲みながら から昭和二十五年の六月 -...
View Article(巻二十五)雨粒の顔に当りてより夕立(山下美典)
(巻二十五)雨粒の顔に当りてより夕立(山下美典)5月18日月曜日本日の句のように散歩途中で雨となり、二千四百歩。しばらくぶりに、髭の小瓶とバターピーナッツを買ってしまった。読書文春文庫 無理難題が多すぎる 土屋賢二...
View Article(巻二十五)ミス水着準ミス水着姉妹(河崎初夫)
(巻二十五)ミス水着準ミス水着姉妹(河崎初夫)5月19日火曜日買ってきた髭の小瓶で寝酒をしてみたがむしろ興奮状態になり逆効果であった。寝付きが悪く、眠りは浅く、早く目覚めてしまった。雨天につき、終日在宅。読書「夏の食いもの - 岡本綺堂」旺文社文庫 綺堂むかし語り...
View Article(巻二十五)鬼灯市風に鳴るもの靡くもの(五所平之助)
(巻二十五)鬼灯市風に鳴るもの靡くもの(五所平之助)5月20日水曜日散歩と買い物散歩日和ではないが、二、三日歩いていなかったので曳舟川公園を上って駅前まで足を伸ばした。駅前の今日の人盛りは密でない。ソシアル・ディスタンスを保つのに困まらない程度の人の往来である。ユーロードの串焼屋では昼酒で宴会をしていた。開け放たれた店先から中を見ると、密になりたくて我慢が出来ない若い衆五、六人が...
View Article(巻二十五)長生きか死に後れしか山椒魚(鷹羽狩行)
(巻二十五)長生きか死に後れしか山椒魚(鷹羽狩行)5月21日木曜日散歩と買い物昨日と同じコースを歩いたので本日も五千百歩でした。消防車2台と救急車1台が配備されている消防署の分室が曳舟川公園の脇にあります。その分室の掲示スペースの下に玩具の消防車や救急車が並べられています。細やかですが苦心の配備なのでしょう。お疲れさんです。夕立に忘れられたる玩具かな(高田正子)願い事-突然、叶えてください。
View Article(巻二十五)暑けれど佳き世ならねど生きようぞ(藤田湘子)
(巻二十五)暑けれど佳き世ならねど生きようぞ(藤田湘子)5月22日金曜日散歩と買い物いつ降りだすか分からない空模様につき、散歩はやめて、生協で米二キロと駄菓子を買って急ぎ帰宅した。本日は千百歩だけ。区からの広報にマスクの斡旋が載っていた。一と月以上前に福井県が注目されたのと同じような販売方法で50枚入り税込1800円くらいらしい。マスク一枚の値段が30円を切った頃が流行り病の終息であろうか?“生きよ...
View Article(巻二十五)焼きそばのソースが濃くて花火なう(越智友亮)
(巻二十五)焼きそばのソースが濃くて花火なう(越智友亮)5月23日土曜日散歩とにかく歩いておこうと外に出て、団地の周りを一回りしてみた。一周1700歩だった。もう一周とも思ったが歩いて楽しいコースではないので曳舟川遊歩道を図書館まで歩き、そこから戻った。これで3500歩だった。今日の一撮。立葵でしょうか?貧乏に匂ひありけり立葵(小澤實)その他『...
View Article(巻二十五)枝先へ追ひつめてゆく鳥の恋(津川絵理子)
(巻二十五)枝先へ追ひつめてゆく鳥の恋(津川絵理子)5月24日日曜日掃除四部屋(2DK)の掃除をした。ホコリ払い、掃除機、拭き掃除で一時間掛けた。今はできる。断捨離とか終活をしても、どうしても迷惑はかけることになろう。お金を残しておいてお金で片付けていただければよいのだが、お金が残るかどうか先のことは分からない。段取りをつけて今終わりにすればよいのだが、そんな覚悟ができるはずもない。葛切やすこし剰り...
View Article1/2「第2章鶴見線 - 宮脇俊三」河出文庫 時刻表2万キロ から
いつでも行けると思うと、いつまでも行かない。東京の人は、いつまでたっても泉岳寺を訪れないし、東京タワーにも昇らない。こういうところは修学旅行で来た生徒のほうが知っている。私はたまたま東京タワーには昇ったことがあり、船や都心を見下ろしながら案外おもしろいところだと思ったが、考えてみると、それよりまえに通天閣に昇っていたし、さらにそれ以前にエッフェル塔に昇った。鉄道にしてもおなじで、北海道の果てから九州...
View Article(巻二十五)死ぬことを約して生まれ花あかり(鎌田俊)
(巻二十五)死ぬことを約して生まれ花あかり(鎌田俊)5月25日月曜日細君は朝一で生協に出かけた。必要な品物は買えたが、バターに品薄感があったとのこと。防災用簡易トイレの消臭剤を探したらしいがよいのがないらしい。ゴミ箱の消臭剤程度のもので臭いは消えないだろうなあ。出す方の問題は根が深い。逃げ水や昨夜[きぞ]も厠をさがす夢(久野茂樹)散歩土日は避けている駅前に行ってみた。午後の一時ころであったが、みずほ...
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