The Art of Fiction - David Lodge - 2. The Intrusive Author
The Art of Fiction - David Lodge - 2. The Intrusive Author《With a simple drop of ink for a mirror, the Egyptian sorcerer undertook to reveal to any chance comer far-reaching visions of the past. This...
View Article(巻二十八)何もかも捨てると言へど捨て去れぬものありてこそ人のなさけか(森川町子)
(巻二十八)何もかも捨てると言へど捨て去れぬものありてこそ人のなさけか(森川町子)2月14日日曜日今日の歌は捨てることを詠んでいるが、大体のところは捨て終わっている。私の部屋にあるものだけなら処分にそうは金も掛かるまい。...
View Article(巻二十八)宵戎英語達者の露店商(藤原正己)
(巻二十八)宵戎英語達者の露店商(藤原正己)2月15日月曜日朝から雨。朝家事は四部屋の掃除機掛け。変化のないありがたい生活だ。散歩:せずBBC:CrowdScienceCan I improve my sense of direction?Why do some people frequently get lost whereas others can orientate themselves...
View Article(巻二十八)西日中世辞も値に入れ小商い(大塚良子)
(巻二十八)西日中世辞も値に入れ小商い(大塚良子)2月16日火曜日家事:洗濯、毛布干し。穏やかに晴れている。細君は生協と化粧品屋にお出かけになる。美しくなることはないが、身綺麗にしていることは悪いことではない。散歩:高校コースを歩いた。部活なし。空がきれいな午後でした。長閑やそちらの雪の気にかかり(駄楽)本日は三千八百歩で階段は2回でした。厨事:飯炊きのほか、蒸し野菜、豚ももの味噌焼き、を言われるま...
View Article(巻ニ十八)ちようしたの鰯の缶詰独酌す(高澤良一)
(巻ニ十八)ちようしたの鰯の缶詰独酌す(高澤良一)2月17日水曜日家事:ミカンの鉢植えに毎朝水を遣っている。よく見ればもう新芽がたくさんできている。その水を遣る如雨露の首の付け根あたりが水漏れする。床に水滴のあとがポツリポツリとついていた。可愛い如雨露だが実用的ではなかった。実用的な細君は今日も小綺麗になるために美容院へと出かけて行った。カットもするが、白髪染めも目的のようである。何はともあれ、共に...
View Article(巻ニ十八)いつの間に昔話や春灯(塚田采花)
(巻ニ十八)いつの間に昔話や春灯(塚田采花)2月18日木曜日医事:駅前の泌尿器科クリニックへ参る。先月の採血結果をうかがう。数値は同じで直ぐにどうこうということはないようだ。他の臓器は快調とのことでした。一病は浮世の習い山笑ふ(的場秀恭)薬局を済ませてから、図書サービスカウンターへ寄り、さらに地下の食品売場で菓子パンを仕入れた。水遣り用プラスチックカップを百均で探したが、ガラス製か陶製しかなくやめた...
View Article(巻ニ十八)存じあげぬ虫も鳴きをる夜明けかな(菅野仁)
(巻ニ十八)存じあげぬ虫も鳴きをる夜明けかな(菅野仁)2月19日金曜日細君は生協と花屋に行きスイートピーも買って帰ってきた。あの歌を思い出すが、匂いがしっかりしているのはちょっと意外だ。家事:週末のお仕事で気分の重い新聞片付けを終わらせた。一番嫌な仕事が終わった。要は“脳”が勝手にカラカラと空回りするのが辛いのである。散歩:コンビニ珈琲のあと、図書館に廻った。去年の夏に予約を入れて十数人待ちだった『...
View Article(巻ニ十八)ひと月も後の訃報や鳥渡る(池谷涼子)
(巻ニ十八)ひと月も後の訃報や鳥渡る(池谷涼子)2月20日土曜日家事:四部屋の掃除機かけ、換気扇のフィルター交換、蛇口の浄水器交換、洗濯、毛布干し。で午前中が過ぎた。何をするにも彼奴が側にいて私の不器用な指先を心配そうに覗きこんでいる。指先に老いのあつまる青葡萄(亀田虎童子)そして「おとうさんがいなくなったら、できるかしら」と呟く。色々な想定問答をしているのだろう。ゴミ出しかたがた梅見をして一撮、遅...
View ArticleThe Art of Fiction - David Lodge - 3. Suspense
The Art of Fiction - David Lodge - 3. Suspense At first, when death appeared improbable because it had never visited him before, Knight could think of no future, nor of anything connected with his...
View Article(巻ニ十八)手を出して日照雨(そばえ)たしかむ鉦叩(古賀勇理央)
(巻ニ十八)手を出して日照雨(そばえ)たしかむ鉦叩(古賀勇理央)2月21日日曜日家事:毛布干し、布団干し、程度の軽作業だけでした。そこで、一度咲き終えたクロッカスの球根をミカンの鉢の片隅に植え込んでみた。少し頭を土から出してみたが、これがけしからぬと彼奴が怒る。やり直して頭も隠した。何が正解か知らぬ。朝日俳壇:日向ぼこ風が現世に引き戻す(椋誠一朗)を書き留めた。細君が「『短歌時評』も読んどきなさい。...
View Article(巻ニ十八)芒活け机いささか文士めく(鈴木鷹夫)
(巻ニ十八)芒活け机いささか文士めく(鈴木鷹夫)2月22日月曜日医事:今朝は血圧の方で駅前クリニックへうかがう。バスの誘惑に負けず往路は歩いた。診察前の測定では120-80と落ち着いた数値が出た。自分で測ると140ということもあるので先生に訊いてみた。「朝一でそういうことがあっても、測り直して落ち着いた数値ならば心配ない。本当に高ければ測り直しても下がらないものですよ。」とのことだ。診断の言葉にごし...
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