(巻二十八)身に入むや是清の書の「不忘無」(神蔵器)
(巻二十八)身に入むや是清の書の「不忘無」(神蔵器)1月26日火曜日午前中、細君は金策に出かけて一人で読書して過ごす。ただし選んだ本が悪かった。「メスをめぐるシビアな競争が脳を大きくする - 澤口俊之」知恵の森文庫 脳がわかれば世の中がわかる から を読んでいるが、厭なところに出て来てしまったものだと改めて悔いるなあ。《...
View Article(巻二十八)言い訳のように夫のシャツも買う(西野恵子)
言い訳のように夫のシャツも買う(西野恵子)1月27日水曜日朝のお勤め:四部屋の掃除、洗濯、風呂と洗面台の排水管の掃除でありまして、ほぼ一時間で終りました。散髪:気温が15度を超えると云うので午後床屋さんに出かけた。考えることは同じようで4人待ちでございました。皆さんが老人かと思いきや手間のかかるカットをご所望のアンちゃんが二人もいるものだから回転もよろしくなく、結局一時間待ちとなりました。待っている...
View Article(巻二十八)刈りてゆくほどに晩稲の穂のたわわ(中川萩坊子)
(巻二十八)刈りてゆくほどに晩稲の穂のたわわ(中川萩坊子)1月28日木曜日細君のガラケイからガラホへの移行作業が続いています。今朝はSDカードの引越しをしたのですが、ガラホの方ではSDカードへのアクセスが分かり難く苦戦です。サービス・センターの人もガラホの指導には不馴れのようで明確な説明がなく、「馴れて頂くしか......」と歯切れが悪いが、此方も分かりが悪い。機種を変更したときはいつもイライラです...
View Article「まして悪人をや - 植松一信」93年度新鋭随筆家傑作撰から
「まして悪人をや - 植松一信」93年度新鋭随筆家傑作撰からつい三、四年前から、うちのお寺で何か行事があるたびに、住職から手伝い要請の電話がかかってくる。たとえば、「○月○日に報恩講法要を営みますので、また手伝ってくれませんか?」とか、「永代経法要がありますから......」などといったぐあいである。...
View Article(巻二十八)敬老日昔の人と言はれけり(菊地潔)
(巻二十八)敬老日昔の人と言はれけり(菊地潔)1月29日金曜日午前中は白鳥生協への御供を致した。その後洗濯をする。午後は散歩とドラッグストアでトイレルックのお買い物。ここでボケが出た。詰め替え用を間違えて買ってしまい、帰宅して叱られた。しゅんとして取り替えに出直した。生鮮品でないので取り替えてくれだが、注意力の霧散消散は自分でも怖くなる。引き籠りとデメンティアの因果かなあ?幸い彼奴はしっかりしている...
View Article(巻二十八)蜻蛉の行く先々の勘違い(渡辺美代子)
(巻二十八)蜻蛉の行く先々の勘違い(渡辺美代子)1月30日土曜日毛布カバーをはずして洗濯をした。洗濯をするのは洗濯機で、毛布カバーを外して、洗濯機に入れて、洗い終わった毛布カバーを干して、乾いた毛布カバーに毛布を入れるのは私の仕事で、ああせい・こうせいと云うのか彼奴の仕事である。四部屋に掃除機をかけた。古新聞、雑紙、空缶、を資源ゴミ集積場へ運び込む。以上が午前中の暇潰しでございました。暇潰しだと思え...
View ArticleThe Art of Fiction - David Lodge - Preface
The Art of Fiction - David Lodge - Preface For twelve months between 1990 and 1991, the poet James Fenton contributed a weekly column to the book pages of The Independent on Sunday entitled “Ars...
View Article(巻二十八)歳晩や身に膏薬の千社札(藤田湘子)
(巻二十八)歳晩や身に膏薬の千社札(藤田湘子)1月31日日曜日午前中の活動は洗濯、毛布干し、布団干し、加えて息子の古シャツを細断して小巾れを作った。この小巾れで台所のガス台などを拭くのです。朝日俳壇:細君が朝日俳壇を早く読み終わったので、午前中に回してきた。溶くほどに優しくなつてゆく葛湯(松村史基)を書き留めた。顔本俳句:winter morningover steaming cups of...
View Article(巻二十八)包丁の身動きとれぬ南瓜かな(菅野潤子)
(巻二十八)包丁の身動きとれぬ南瓜かな(菅野潤子)2月1日月曜日肉マンを転んでつぶす二月かな(井川博年)花の咲く木はいそがしき二月かな(各務支考)新柏の歯医者さんに予約を致す。OB会の年会費を郵便局で振り込む。生協でニンジンとジャガイモほかを買う。明日が節分とかで福豆を食う。本日は二千九百歩で階段は2回でした。BBCThe Infinite Monkey CageBBC Radio 4 - The...
View Article(巻二十八)大寒の靴下座らねば履けぬ(坂田直彦)
(巻二十八)大寒の靴下座らねば履けぬ(坂田直彦)2月2日火曜日朝家事:洗濯、床拭き、昼頃から日が射し洗濯物をベランダに出した。散歩:連光寺さんへ今月の御言葉を拝みにうかがった。数の子を噛みつつ不帰を想ひをり(友岡子郷)本日は四千七百歩で階段は2回でした。願い事-叶えてください。細君の話題提供はマー君の楽天ばなし、成田山の簡素化豆まきばなし、週刊誌の広告に出ていたという年金減額ばなし。話を聞かないと怒...
View Article(巻二十八)からませて腕の記憶も青葉どき(満田春日)
(巻二十八)からませて腕の記憶も青葉どき(満田春日)2月3日水曜日細君は金策にお出かけになり、午前中は一人で過ごす。家事も特になく『 「〈こころ〉とは何か - 中島義道」ちくま文庫...
View Article(巻二十八)齢にも艶といふもの寒椿(後藤比奈夫)
(巻二十八)齢にも艶といふもの寒椿(後藤比奈夫)2月4日木曜日朝家事:洗濯と毛布干し。春一番が吹くとか吹かぬとか。細君は既にして花粉を飛来を怖れている。読書:「「小鯵の塩焼、里芋田楽、味甚佳し」-淡白な食生活 - 川本三郎」岩波現代文庫 荷風と東京(上) から...
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