(巻三十九)はつ蝶のちいさくも物にまぎれざる(白雄)
3月8日金曜日(巻三十九)はつ蝶のちいさくも物にまぎれざる(白雄)朝のうちは雪、その後小雨。朝家事は洗濯と掃除機がけ。下町は雨になりけり春の雪(正岡子規)昼飯喰って、一息入れて、散歩はせずに籠る。午前より午後の方が気温が下がったように感じる。眼をいたわって、聞く方で時を過ごした。調理補助はブロッコリーを茹で、鶏とインゲンの煮物を拵え、鰤を焼く。画は描いてみたが、やや雑になった。同じ画題をやり直してみ...
View Article(巻三十九)暖かきことを喜び合ふばかり(高橋とも子)
3月9日土曜日(巻三十九)暖かきことを喜び合ふばかり(高橋とも子)晴れ。強風。朝家事はなし。買い物もなし。時間が空いたので床屋へ行く。開店5分前から列び一番でやってもらう。昼飯喰って、一息入れて、風は強いし、頭はスウスウするし、散歩はやめにした。画は描いてみたが、色を使うとつまらなくなる。やはり鉛筆の線画に徹するべきだろう。で、夕食の支度となり、味噌汁をつくり鶏を焼いた。夕食となり、具だくさんの味噌...
View Article(巻三十九)春の夜を上つてゆきぬ春の月(黛執)
3月10日日曜日(巻三十九)春の夜を上つてゆきぬ春の月(黛執)寝床に座って靴下を履いていたら大腿筋辺りがツッて往生した。フクラハギがツルことはあったが太ももまで上がってきたようた。夜間、携帯をいじらなかったので眼の具合はよろしい。晴れ、風はあるが昨日よりはまし。朝家事は洗濯。お米ほかを買いに行く。俳壇が届く。書き留めた句はないが、「老人のすなる春愁かぎりなし(大和和三)」という入選句の“すなる”と云...
View Article(巻三十九)花曇り女波ばかりや湾の内(藤村たいら)
3月11日月曜日(巻三十九)花曇り女波ばかりや湾の内(藤村たいら)今朝も寝床で靴下を履こうとしたら太ももがツッて往生した。昼間のうちに柔軟運動をしてみよう。晴れ、弱風。細君は医者に検査結果を訊きに出掛け、昼前にクリームパンを土産に帰宅。あんパンを探したけどなかったのよ、とのこと。昼飯を喰って、一息入れて、散歩。清田文房具店に消ゴム買いに向かう途中の都住の公園で画題の写真を撮っていたらキジトラの猫がひ...
View Article(巻三十九)不言不語気の利く弟子と垣手入(波出石品女)
3月12日火曜日(巻三十九)不言不語気の利く弟子と垣手入(波出石品女)今朝は太ももがツラずに済んだ。小雨、本降りになるとか。朝家事は洗濯と掃除。洗濯物は部屋干し。午前中からお絵描き。構図が歪む。昼飯喰って、一息入れて、強雨につき瞑想。外に出ないのでお絵描きを致した。調理補助は肉野菜炒め。腹が空いていれば旨いかもしれない。願い事-ポックリ御陀仏。知らずに御陀仏。《昨日はブログ「随筆筆写」に39人の方が...
View Article(巻三十九)春寒や地図を手にしてゐて迷ふ(片山由美子)
3月13日水曜日(巻三十九)春寒や地図を手にしてゐて迷ふ(片山由美子)晴れ、強風。朝家事は特になし。風の中を生協へ。今晩の鶏肉ほかを買う。強風で客足が止まっているようで、レジのおばちゃん二人がかたまって談笑。飴3袋と寝酒のチョコも買ったが、それで千円弱。飲み屋に行かなくなったから、まっいいか。細君がヨーカ堂の広告を見てBVDの下着の特売を見つけた。パンツに穴が開きそうだと愚痴っていたので、早速買いに...
View Article(巻三十九)野を焼くと漢静かに集いけり(寺井谷子)
3月14日木曜日(巻三十九)野を焼くと漢静かに集いけり(寺井谷子)穏やかに晴れる。細君は買い物に出かけ、細君の戻りを待って洗濯をいたし、外に干す。昼飯喰って、一息入れて、クリニックに血圧検診に参る。途中、クロちゃんを訪ねた。今日も随分離れたところから尻尾を立てて、ミャーミャー鳴きながら走ってきてくれた。3時前にクリニックに入り、この医院で一番のナースさんに受付をしていただく。4番目とのことで、3時半...
View Article「増えるものたちの進化生物学(抜書) - 市橋伯一」 増えるものたちの進化生物学 から
「増えるものたちの進化生物学(抜書) - 市橋伯一」 増えるものたちの進化生物学 から...
View Article(巻三十九)成るようになるを諾なひあたたかし(千原叡子)
3月15日金曜日(巻三十九)成るようになるを諾なひあたたかし(千原叡子)この句をもちまして巻三十九の読み切りでございます。追って巻三十九を一挙掲載いたします。穏やかな晴れ。ヨーカ堂の下着特売3割引きに出向いた。10時開店なのでその前に香取神社を散歩。境内の道祖神に参拝。本殿にお詣りにくる人が絶えない。中途半端な拝み方ではなく、何かを真剣に祈願している後ろ姿である。開店に並ぶ列の尻尾について5分ほど待...
View Article(巻四十)いまさらの風鈴を吊り老夫婦(宇多喜代子)
3月16日土曜日(巻四十)いまさらの風鈴を吊り老夫婦(宇多喜代子)晴れ。朝家事は洗濯、掃除機がけ、細君の綿毛布洗濯の補助。ふと、書棚の整理をしてみた。細君がウグイスの鳴き声を聞いたと言いにきた。春だな~。昼飯喰って、一息入れて、散歩。サクラはまだだな。猫詣でとセブンイレブンで珈琲。曳舟川のサクラはまだこんなものです。帰宅して、キャベツと鶏肉のミルク・バター煮の鍋番を致す。願い事-ポックリ御陀仏。知ら...
View Article(巻四十)誰も来ず何処へも行かずちやんちやんこ(福田啓二)
3月17日日曜日(巻四十)誰も来ず何処へも行かずちやんちやんこ(福田啓二)曇り晴れ。朝家事はなし。生協へお米ほかを買いに行く。彼岸で花屋には仏花、菓子売場にはおはぎと団子。俳壇が届き、桜には見せぬ顔して梅見かな(渡邉隆)を書き留めた。昼飯喰って、一息入れて、画題になりそうな場所を探しに出掛けたが、絵心を起こさせるような場面はなし。曳舟川の由来を説明した案内板が新しくなっていたので一撮致した。駅前まで...
View Article(巻四十)たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ(坪内稔典)
3月18日月曜日(巻四十)たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ(坪内稔典)晴れ、強風。細君は柏まで出掛ける予定にしていたが、強風で取り止めた。私は前歯の義歯が取れたので歯科に電話をして修理をお願いしたが、今日は一杯で入れられないとのお返事。やることがないので洗濯を致した。部屋干し。10時半ころお絵描きをしているところに歯科から電話があり、キャンセルが出たので3時でどうかと訊いてきた。OKですよ~ん。昼...
View Article(巻四十)定年はやがてくるもの花みづき(日下部宵三)
3月19日火曜日 (巻四十)定年はやがてくるもの花みづき(日下部宵三) 曇り。細君はお出掛け。お絵描きをして老後を愉しむ。パック赤飯とカップ麺の昼食を終えたところに細君が帰宅。晩飯は鰻だそうな!散歩は図書館とクロちゃん。半年ぶりのウナギ旨し。半年ぶりだから旨いのだ。鰤も鮭も半年ぶりに食えば旨いのだろう。願い事-ポックリ御陀仏。知らずに御陀仏。...
View Article「ネットでのつながり、健康と幸福もたらす - 堀米香奈子」ロハス・メディカル2022年秋号 から
「ネットでのつながり、健康と幸福もたらす - 堀米香奈子」ロハス・メディカル2022年秋号 から...
View Article(巻四十)ビール苦く葡萄酒渋し薔薇の花(正岡子規)
3月20日水曜日(巻四十)ビール苦く葡萄酒渋し薔薇の花(正岡子規)晴れ。朝家事は洗濯と掃き掃除、そのあと買い物。戻ってオープン・サンド用に卵を茹でた。日頃は前夜の残り物と納豆の昼飯のところ、オープン・サンドは旨し。昼飯喰って、一息入れて、荒れ模様なので部屋に籠ってお絵描きを致した。この町の散歩コースの絵所は大体手を着けたのでネットから写真を拝借して手本に致そうと思うが、それでもなかなか絵心をくすぐる...
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