(巻三十)此所小便無用花の山(其角)
(巻三十)此所小便無用花の山(其角)8月29日日曜日蝉に代わって虫の声になってきたと言いながら起こしにきた。朝から色々と家事を思いついてくれるのでありがたい。体を動かして頭を止めて置くのがよろしいようだ。先ず一日前倒しで洗濯をし、4部屋のサッシの敷居を掃除し、玄関とベランダの掃き掃除をいたし、台所のキャビネの扉の拭き掃除を致した。備蓄品の点検をした細君が、9月に期限到来の赤飯が多いと言う。多いと言っ...
View Article(巻三十)鴨濡れて恋人の傘細かりし(瀬間陽子)
(巻三十)鴨濡れて恋人の傘細かりし(瀬間陽子)8月30日月曜日今日は残りのカーテンを洗ってしまいましょう!と言いながら起こしにきた。一つ釈明すれば、「起こしにきた」というよりも「私は食事もトイレも終って、寝直すから、アンタもう起きて来てもいいわよ。」と伝えにくるのである。カーテンを洗う。次いで、生協へ細君の買い残しの品を買いに出かけた。そこである爺さんがあの優しいパートのHさんを困らせているのを遠目...
View Article(巻三十)君の名をはたと忘れた咳をする(竹崎奇山)
(巻三十)君の名をはたと忘れた咳をする(竹崎奇山)8月31日火曜日「今ごろ、微弱陣痛が始まったのよね。」32年前の9月1日に息子を産んだのでその頃のことを話ながら起こしにきた。衣類の風通しをした。洋服ダンスから礼服や替え上着を出し、ブラッシングして黴を点検し、タンスを開け放し、衣類は竿に掛けて風を通した。疫病[ときのけ]のマスク外せば秋の風(行方克巳)先週のBBCからは、FoodChain20210...
View Article(巻三十)毛虫落つそこに始まる物語(小泉八重子)
(巻三十)毛虫落つそこに始まる物語(小泉八重子)☆この句も大好きな句です。9月1日水曜日涼しさにぐっすりと眠り込んでいて叩き起こされた。午後からは雨になるというので午前中に散歩に出かけた。始業式帰りの中高生があちらこちらにたむろしている。だいぶ涼しいので中川の土手を歩いてみた。帰宅して洗濯、昼飯、昼寝。本日は四千九百歩で階段は2回でした。願い事-なるだけ苦痛抜きで叶えてください。どうせ死んでしまうの...
View Article(巻三十)重心を低くしてゆく春の山(久行保徳)
(巻三十)重心を低くしてゆく春の山(久行保徳)9月2日木曜日涼しいけれど麦茶を作るは、と言いながら起こしにきた。別に沸かすわけではなくパックを浮かべるだけだがそれでもありがたい。よかった、よかった。湯冷ましまでで冷蔵庫にはしまわない。どちらかと言へば麦茶の有難く(稲畑汀子)午後、雨簫簫と降る(読んでません)。雨の合間を見て外に出てはみたがすぐに逃げ帰る。本日は二千二百歩で階段は2回でした。願い事-眠...
View Article(巻三十)鮎跳ねて簗にとびたる不覚かな(久保木信也)
(巻三十)鮎跳ねて簗にとびたる不覚かな(久保木信也)9月3日金曜日さて困った。洗濯をしろというが、2日前にした洗濯物がまだ乾いておらず部屋にぶら下がっているのだ。風呂とシャワーの温度を1度上げた。やはらかき雨も三日や鉦叩(青谷小枝)昼過ぎに雨の合間を縫って生協と図書館に行った。買い物をぶら下げて図書館に入るのも、本をぶら下げて買い物をするのも嫌だったので生協のあと一度家に戻った。買ったものは鶏肉、ジ...
View Article「みやげ物の効用 Trouble Doll - 柴田元幸」日本の名随筆別巻60買物 から
「みやげ物の効用 Trouble Doll - 柴田元幸」日本の名随筆別巻60買物 からみやげ物というのはどことなく物哀しいものである。旅先で買ったときは素敵だと思っても、家に帰ってあらためて見てみると、何でこんなしょうもない物を買ったのかと、どうにも気恥ずかしくなって一人で赤面したりしてしまう。「旅先で賢明な買物ができる人こそ真に賢い人間である」と言ったのはサマセット・モームである -...
View Article(巻三十)誤字脱字合格祈願絵馬頓馬(木村いさを)
(巻三十)誤字脱字合格祈願絵馬頓馬(木村いさを)9月4日土曜日“(天気予報が)雨なんだか曇りなんだかはっきりしないわ。時間ごとだと午前は曇で地図の降雨予想図は雨なんだから。”と言いながら起こしにきた。買い物に出かけるつもりらしいが、カートを牽いて行くので雨は煩わしいのだ。雨が落ちぬうちに細君が生協から無事戻った。よかった、よかった。生涯を妻に頼りて豊の秋(服部康人)夕方歯医者に行く。歯周病治療と言う...
View Article(巻三十)晩年の犬の歩みや冬たんぽぽ(広渡敬雄)
(巻三十)晩年の犬の歩みや冬たんぽぽ(広渡敬雄)9月5日日曜日長雨で洗濯物が乾かない。昨日の夕方、簡易書留の配達があったようだ。再配達の依頼をしていたが、AIの音声対応ということだ。一応終わって、でも心配になって配達郵便局に電話をしていたが人間の出てくれる電話はなかなか繋がらない。世に遅れたるがごとくに穴惑(鷹羽狩行)生協へ行く。ホウレン草、豆腐が定番外の買い物であった。いつ死んでもいいと言いながら...
View Article(巻三十)運命と片付けられてちゃんちゃんこ(杉山文子)
(巻三十)運命と片付けられてちゃんちゃんこ(杉山文子)9月6日月曜日9時から洗濯をして部屋干しして、10時半ころ書留を再配達して頂いた。すいません。昼飯を食べて、けじめなく午後となりたる秋ついり(片山由美子)「LSDの世界 - 馬場あき子」日本名随筆別巻78毒薬からを読んでいるが、意外な方の意外な随筆だ。《...
View Article(巻三十)短日や釣師迷はず竿しまふ(秋野三歩)
(巻三十)短日や釣師迷はず竿しまふ(秋野三歩)9月7日火曜日細君が内科に出かけたので、静かに大佛次郎の随筆『高瀬川』をコチコチしながら午前を過ごす。大佛次郎随筆全集には洋行の話と猫の話と歴史上の人物の話が多い。私の興味の外であるよ。昨晩の天気予報では自信たっぷりに日照たっぷりの洗濯日和だと言っていたので洗濯物をベランダに出した。午前は曇り空だ。細君が11時前に牛肉を買って帰宅した。680円か1000...
View Article(巻三十)仮の世のほかに世のなし冬菫(倉橋羊村)
(巻三十)仮の世のほかに世のなし冬菫(倉橋羊村)9月8日水曜日顔本にお祝いメッセージが5本届いておりました。ありがたいことです。その後もチラホラと頂き、旧交を温めました。ギルバートのところの二人の息子はITで羽振りが良いらしい。午後は健康保険関係の書類を提出しに区役所まで参りました。庁舎は1962年竣工とのことだから中も外も古いと言えば古い建物だ。1階は殆どが駐車場などになっていて階段を上った2階か...
View Article(巻三十)散るものは散て気楽な卯月哉(正岡子規)
(巻三十)散るものは散て気楽な卯月哉(正岡子規)9月9日木曜日一日雨簫簫と降る。雨でも洗濯の日だから洗濯はした。部屋干し。先週のBBCからはCrowdScienceのCan We save our night skiesを聴いている。Light...
View Article(巻三十)交番はいつもからつぽ花曇(半田陽生)
(巻三十)交番はいつもからつぽ花曇(半田陽生)9月10日金曜日久しぶりの晴れた朝でございます。先ずは洗濯物をベランダに干した。細君は金策に出かけて行った。私は座椅子を拡げて朝寝の続きとした。夏籠りと人には見せて寝坊哉(小林一茶) 昼時に「甘味喫茶について -...
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