(巻二十五)残るのは死んだ振りのみ四月馬鹿(本杉康寿)
(巻二十五)残るのは死んだ振りのみ四月馬鹿(本杉康寿)4月27日月曜日洗濯と掃除をいたした。外出せず。昨晩のおかずの残りがなく昼食は納豆と茹で玉子でいただきました。それでも、ご飯がいただけるだけでありがたいのです。何がなくてもご飯と佃煮とお新香とお茶があればあたしは文句ございません。稲妻や白き茶わんに白き飯(吉川英治)歳を取ると健康であれば金は要らなくなる。衣料費、食費、住宅費と要ることは要るが贅沢...
View Article(巻二十五)平穏を謝す齢となり白地着る(佐藤美智)
(巻二十五)平穏を謝す齢となり白地着る(佐藤美智)4月28日火曜日最晩年に平穏がひっくり返ってしまった。最晩年でまだよかったのか?最晩年身を焼く火事も思し召し(平川陽三)(散歩と買い物)午後からは雷雨との予報で、午前中に散歩と買い物をいたした。...
View Article「“荷風の最期-浅草尾張屋” - 新藤兼人」新潮文庫 ボケ老人の孤独な散歩(103頁辺り) から
「“荷風の最期-浅草尾張屋” - 新藤兼人」新潮文庫 ボケ老人の孤独な散歩(103頁辺り) から...
View Article(巻二十五)雲の峰我が放尿の力かな(馬目空)
(巻二十五)雲の峰我が放尿の力かな(馬目空) 4月29日水曜日 勢いは若さと健康の象徴でした。そう言えば立ち小便を最後にしたいつだろうか?立ち小便をしてないなあ! 此所小便無用花の山(其角) 立ち小便に楽しい思い出があるわけではないが、振り返って、一生の楽しき頃はいつであったのだろう? 一生の楽しき頃のソーダ水(富安風生) 多分それは自分ができるあがる前の生まれてからの五歳くらいまでだったのだろう。...
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随筆筆写控え帳「庶民の夏 - 鏑木清方」岩波文庫 鏑木清方随筆集 から「セーラー服と四畳半 - 澁澤龍彦」中公文庫 少女コレクション序説「“荷風の最期-浅草尾張屋” - 新藤兼人」新潮文庫 ボケ老人の孤独な散歩(103頁辺り) から「寿命は定まっている - 水野肇」中公文庫 夫と妻のための死生学 から「たったひとつの選択 - 色川武大」中公文庫 いずれ我が身も から「三上・三中 -...
View Article(巻二十五)秋風や人にはうしろ姿あり(日高律子)
(巻二十五)秋風や人にはうしろ姿あり(日高律子)5月1日金曜日細君は朝一で生協へ買い出しに行ってついでに菖蒲を買ってきた。節句にするのが決まりなのでしょうが、萎れる前にとのことで今晩のお風呂が菖蒲湯になりました。柚湯の句は在庫に多いのですが、菖蒲湯は毎年この句になります。さうぶ湯やさうぶ寄りくる乳のあたり(加舎白雄)(散歩と買い物)先ずコンビニで珈琲をいたし、それから近場を一回りし、お寺の掲示板のお...
View Article(巻二十五)今年また生きて残暑を嘆き合う(池田澄子)
(巻二十五)今年また生きて残暑を嘆き合う(池田澄子)5月2日土曜日(散歩と買い物)駅下のパン屋はやっているか?弁当屋はやっているか?見ていらっしゃいとの指示がありそちら方面に出かけた。パン屋は販売のみで営業。弁当屋四店はすべて営業しておりました。駅下商店街への人出は普段の土日程度で、年寄りが多いのも変わらない。新道を戻ってきたが、行列のできるラーメン屋は休業で行列のできないラーメン屋は営業中でした。...
View Article(巻二十五)冷まじや鏡に我という虚像(細川洋子)
(巻二十五)冷まじや鏡に我という虚像(細川洋子)5月3日日曜日(散歩と買い物)一日に四千歩くらいは歩かなければと思っているが、半径二キロ内の場末の路地を縫うように歩いてもあまり面白くはない。買い物はパン6枚、胡瓜、新玉を仰せつかった。新玉が立派で嬉しくなった。がんばれ新玉であります。あたしは新玉に感動したが、大きな立派な玉ねぎは喜ばれませんでした。二人分の料理には多すぎて使いづらいらしい。本日五千歩...
View Article「三年坂にまつわる俗言(一部抜き書き) - 横関英一」中公文庫 江戸の坂東京の坂 から
「三年坂にまつわる俗言(一部抜き書き) - 横関英一」中公文庫 江戸の坂東京の坂 から...
View Article(巻二十五)衰ひや歯に喰あてし海苔の砂(松尾芭蕉)
(巻二十五)衰ひや歯に喰あてし海苔の砂(松尾芭蕉)5月4日月曜日ミカンが一輪咲きました!見てください。ミカンの樹がこんなにたくさんの花を咲かせるとは知りませんでした。天気が悪く外出せず。春愁と怠け心の分け難し(野坂紅雨) そんな一日でした。願い事-安楽な死
View Article(巻二十五)遊び足りぬ輩のごとく夜の蝉(藤崎幸恵)
(巻二十五)遊び足りぬ輩のごとく夜の蝉(藤崎幸恵)5月5日火曜日午前中に買い物に出かけた。買い物だけなので歩数は1100歩だけでした。買い物のついでに寝酒の小瓶でもと思った。しかし、どうも身体が欲しがらない。酒でなく甘味袋菓子にした。露の世の酒と煙草を断つ余生(赤川静帆)途中で鯉のぼりを一撮いたそうとキョロキョロしたが見当たらず。ミカンは二輪咲いた!今日の夕飯のおかずは青椒肉絲で美味しかった。生椎茸...
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