(巻二十九)鰭酒やすでにひとりの別世界(高橋寛)
(巻二十九)鰭酒やすでにひとりの別世界(高橋寛)6月29日火曜日眼鏡屋さんに同行した。視力は0・5を確保とのことで、外歩きができる程度らしい。細かい字は外した方がよく見えるので、眼鏡をかけたり外したりになるらしい。紐を買ってぶら下げることにしたようだ。家の中では裸眼で過ごすことになるが、炊事などで水や油が目に入るの防ぐために伊達眼鏡が欲しいと言っている。オープンサンドで昼食。昼食後4日分溜まった洗濯...
View Article(巻二十九)麺なれば何でも冷えてさえをれば(古田紀一)
(巻二十九)麺なれば何でも冷えてさえをれば(古田紀一)6月30日水曜日冷やし中華を食いたいと思う。冷やし中華はつまみにはならないから飲みたいとは思わない。家事をこなす。先ず4部屋の掃除機掛け。眼に塵が入ると良くないとのことで掃除機は使わないでいたが、解禁された。敷居の塵を吸い取り気持ちがよい。続いて扇風機を出してセットし、ついで昼食、オープンサンドの茹で玉子、の仕度をし、更に南側の窓拭きを致した。午...
View Article(巻二十九)マネキンの全裸の眠り稲光(中澤昭一)
(巻二十九)マネキンの全裸の眠り稲光(中澤昭一)7月1日木曜日朝から赤飯は腹にもたれる。一応の家事は昨日済ませたので、特に言い付けはない。電話を自分で掛けられるようになった細君は電話友たちと長話しをしていた。午後、雨の合間に生協へ出かけ、野菜-ほうれんそう、レタス、ミョウガ、肉-鶏、魚-ブリ、その他主に乳製品を買い、そして昨日買い忘れたパンを買い、そそくさと戻る。本日は千五百歩で階段は1回でした。ブ...
View Article(巻二十九)教材で欠伸隠して夏期講座(辰巳比呂史)
(巻二十九)教材で欠伸隠して夏期講座(辰巳比呂史)7月2日金曜日朝からしっかりした雨音が響いている。それでも中二日で洗濯日にあたり洗濯を致した。午後は区の健康診断を受けに駅前クリニックへ出かけた。採血、採尿、エックス線、問診で終わり。クリニックの水槽を一撮致した。浮きもせず沈みもせずにただ金魚(熊川暁子)本日は千八百歩で階段は1回でした。細君は迷惑電話の着信拒否でイタチゴッコに嵌まってしまった。敵は...
View Article(巻二十九)少しだけいい酒買つて秋刀魚焼く(末永拓男)
(巻二十九)少しだけいい酒買つて秋刀魚焼く(末永拓男)7月3日土曜日当地は雨が降らず、細君と生協へ買い物に出かける。荒天が予想されるなかの雨の合間で生協はレジを全開して客を捌いていた。午後になっても雨にならず、それではということで図書館に出かけた。帰りに生協に寄り米を買う。無くなるといけないということで買いだめになる。帰途、紫陽花を一撮いたす。あぢさいのもう欺けぬ終のいろ(谷本元子)本日は三千二百歩...
View Article(巻二十九)年金の暮らしそれなり冷奴(会田恥芽)
(巻二十九)年金の暮らしそれなり冷奴(会田恥芽)7月4日日曜日鉢植えミカンに葉が復活した。よかったよかった。朝から雨である。4部屋の拭き掃除、台所の換気扇のフィルター交換が朝の家事で、程なく終った。昼食は昨晩の残り物の手羽大根に茹で玉子を付けることになり2個茹でた。外出せず。夕食はカボチャを煮て、豚肉を焼いて、味噌汁は即席にした。願い事-叶えてください。年金の暮らしはそれなりで有りがたいことだ。が、...
View Article(巻二十九)この話初めてすると生身魂(成光茂)
(巻二十九)この話初めてすると生身魂(成光茂)7月5日月曜日雨ながら細君の眼科診察に同行致す。今日の診察は簡単で弁当を買って戻ったら、もう待合室で帰りを待っていた。眼科が終わり、続いて眼鏡屋さんに寄る。字が読めるようになると針に糸通しをしたくなるらしい。針穴に糸の逃げゆく冬夜かな(雨宮抱星)針穴の句は在庫になくネットを探した。針穴の句はあまりない。午後遅く夕食の惣菜を買いに生協へ行く。いつも買うシソ...
View Article(巻二十九)新米や妻に櫛買ふ小百姓(正岡子規)
(巻二十九)新米や妻に櫛買ふ小百姓(正岡子規)7月6日火曜日寝ている間に非通知電話が携帯に入り細君は苛々している。非通知の拒否設定を忘れていたので急いで設定していた。兎に角相手の方が一枚も二枚も役者が上なのだから、電話に出ないのが一番である。どんよりとした天気のなか、細君と生協へ買い物に出かけた。昼飯は昨晩の残り物がないのでオープンサンドである。午後は靴屋に散歩靴を買いに参る。四年履いて水が染み入る...
View Article(巻二十九)無常迅速生死事大と萩咲けり(高澤良一)
(巻二十九)無常迅速生死事大と萩咲けり(高澤良一)7月7日水曜日「この天気では乙姫さまたち逢えないわね。」と朝一でボケをかまされた。好な子に好な子の居り星今宵(松沢季?)コメントせずに様子を見ていたら“彦星と織姫”に治ったので大丈夫だろう。午後、新しい散歩靴で散歩に出かけた。親水公園の水路には水が張られていた。日射しはなかったが蒸し暑く気持ちのよくない汗をかいた。コンビニでアイス最中を買ってみたが前...
View Article(巻二十九)木枯でやはり女は来なかった(新宿転石)
(巻二十九)木枯でやはり女は来なかった(新宿転石)7月8日木曜日3ヶ月ぶりに美容院へ行くと云うので送り迎えを致した。一人でも行けないことはなさそうだが、安全第一である。BBCをICレコダーに落として聴いている。ソニーとオリンパスのを一台ずつ持っていて一台壊れても不自由はないが、念のためにソニーをもう一台備蓄することにした。細君の仕上がりを待つ間に量販店に行ったが、ICレコダーなどという遺物の在庫はな...
View Article(巻二十九)二枚舌だからどこでも舐めてあげる(江里昭彦)
(巻二十九)二枚舌だからどこでも舐めてあげる(江里昭彦)7月9日金曜日本日の句をもちまして巻二十九の読み切りでございます。追って一挙掲載いたします。細君もだいぶ調子が出てきたようで家計費仮払いの精算をした。5月初旬から2ヶ月間で住民税や健康保険や医療費を含めて支出額は四十万弱であった。純然たる食費だけなら月7~8万くらいかな。50代前半のころ退職準備研修があり、講師のお話の中では自己実現の費用が比較...
View Article(巻三十)桐一葉ふと好日を怖れけり(豊長みのる)
(巻三十)桐一葉ふと好日を怖れけり(豊長みのる)7月10日土曜日何年前に詠まれた句なのだろうか?接種2回目の腫れは1回目より痛かったが、発熱はなかった。倦怠感はあるが今日の気温のせいかだろう。接種とは関係ないが、前歯がユラユラと弛み始めて気になる。年齢の齢だから衰えは避けられないと諦めるしかないのだ。新柏の加藤歯科なら手早く固定してくれるだろうと電話をしてみたが誰も出ない。ネットの上では存在している...
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