(巻二十九)くずほれて砂に平伏す土用波(鎌田光恵)
(巻二十九)くずほれて砂に平伏す土用波(鎌田光恵)4月17日土曜日午後からは天気が崩れるとの予報だったので、洗濯は後回しにして散歩に出かけた。高校コースを歩く。修徳グラウンドでは女子が練習マッチをしていた。二丁目を歩き花盛りの門前を一撮いたした。この御宅は四季を通じて花が絶えない。生協に寄り新タマ新ジャガを買う。帰宅して洗濯をして部屋干しとした。本日は三千九百歩で階段は2回でした。《「生命の質を尊ぶ...
View Article(巻二十九)黴なんぞ一吹きで済む世代なり(原田達夫)
(巻二十九)黴なんぞ一吹きで済む世代なり(原田達夫)4月18日日曜日4部屋の掃除機がけを済ませてから散歩に出かけた。午前中に散歩をすると午後は昼寝になってしまう。夜のことを考えるとあまりよろしくないのであるが、今日も午後は天気よくないらしい。コンビニで珈琲を喫し、生協で米2キロを買って帰る。風が出てきた。本日は四千歩で階段は2回でした。朝日俳壇:解る句は面白くない。解らないくは難しい。諦めの早さが取...
View Article(巻二十九)芋虫の逃げも隠れもせぬ太さ(本間羊山)
(巻二十九)芋虫の逃げも隠れもせぬ太さ(本間羊山)4月19日月曜日鉢植えのミカンが満開です。ほのかに香っております。家事は洗濯で、毛布も干した。礼服の風通しを予定していたが、やや風が強く、見送った。散歩は小一時間ほど二丁目を歩き、生協で胡瓜、パン、牛乳などを買って帰った。煎餅を買おうか迷ったが、寝しなに煎餅などを食うと渇きで安眠に宜しくない。止めた。本日は四千四百歩で階段は2回でした。「西瓜 -...
View Article(巻二十九)行き行きてたふれ伏すとも萩の原(河合曾良)
(巻二十九)行き行きてたふれ伏すとも萩の原(河合曾良)4月20日火曜日朝一で、細君が“今日は穀雨”だと教えてくれた。穀雨かな世の一隅に安らぎて(松本文子)羨ましい心境ですね。なかなか安らげない。BBCで、CrowdScience20200113 How can I beat painを聴いた。その終盤37分44秒あたりで“live in the...
View Article(巻二十九)もったいないが今も信条終戦忌(深井怜)
(巻二十九)もったいないが今も信条終戦忌(深井怜)4月21日水曜日細君は眼科へお出掛け致した。お出掛けに当たっては御召し物の取り合わせに時間がかかる。一度支度が調ったあと、“上から下まで水色系統でおかしいわね”と云って御召し換えしていた。しかし、“なんでもいいわ”と云うよりも身なりへの意識はあった方がよいのだろう。常食となった非常食で昼飯を済ませた。2時近くなっても戻らないので「だいじょうぶですか?...
View Article(巻二十九)初生りの蜜柑初生りらしきかな(梅村文子)
(巻二十九)初生りの蜜柑初生りらしきかな(梅村文子)4月22日木曜日床屋に行く。安い床屋にした。さっさと刈って10分くらいで終わってしまう。帰りにサンドウィッチと食パンを買うためにコンビニと食品店に立ち寄った。サンドウィッチはコンビニの方がよろしく、食パンは食品店に分がある。最寄りの生協にサンドウィッチがないのでこういうことになる。手造りパン屋が距離的には最も便利だが、そこのサンドウィッチはかなり割...
View Article(巻二十九)伏す鹿の耳怠らず紅葉山(小島健)
(巻二十九)伏す鹿の耳怠らず紅葉山(小島健)4月23日金曜日朝、雀が賑やかである。ミカンの葉に小さなまだ黒い芋虫を2匹認めた。世の中に出て来てしまったのか。と云うか、そう云うことにされてしまった訳だ。非常なる世に芋虫も生れあふ(百合山羽公)散歩は高校コースで買い物は林檎。本日は四千歩で階段は2回でした。願い事-叶えてください。
View Article(巻二十九)人愚なり雷を恐れて蚊帳に伏す(正岡子規)
(巻二十九)人愚なり雷を恐れて蚊帳に伏す(正岡子規)4月24日土曜日働いていた頃の名残りで家事を土曜日に集中させてくる。掃除、布団干し、タンスの中身を出しての風通しを致した。午前中は立ち働いたので午後の散歩は控え目にして生協までの買い物にした。本日は二千九百歩で階段は2回でした。夕方、細君がミカンの葉に産み付けられた卵らしきもの一つを発見した。他の2匹は健在なり。叢を一撮。良いもんだ!願い事-叶えて...
View Article(巻二十九)星一つ失ふ宇宙流れ星(小山内豊彦)
(巻二十九)星一つ失ふ宇宙流れ星(小山内豊彦)4月25日日曜日午後からは雨との予報で、散歩は午前中にいたした。本日は三千八百歩で階段は2回でした。朝日俳壇:今日は今の気分を詠ってくれた句があった。一人良し一人は淋し花に酌む(三宅久美子)健康な春愁ですと精神医(徳永松雄)花筏時の流れに身を任せ(萩原葉月)この句を以て巻四十三を締めることになった。巻四十四の巻頭は、ものひとつ瓢はかるきわが世哉(芭蕉)に...
View Article(巻二十九)裏窓に補正下着と風鈴と(松永典子)
(巻二十九)裏窓に補正下着と風鈴と(松永典子)4月26日月曜日洗濯をした。一日置きから中二日に間隔を空けた。午後、業者さんの出入りがあり、後片付けをしてから少々散歩した。本日は二千五百歩で階段は2回でした。願い事-叶えてください。四月の満月はピンクムーンだそうだ!
View Article(巻二十九)つかぬ事問われていたる残暑かな(中山妙子)
(巻二十九)つかぬ事問われていたる残暑かな(中山妙子)4月27日火曜日ミカンの葉に産み付けられた卵から虫が孵った。これで三匹になった。午後は図書サービス・カウンターまで出かけた。往復バスと軟弱である。本日は二千八百歩で階段は1回でありました。叶えてください。
View Article(巻二十九)ほろ酔の足もと軽し春の風(良寛)
(巻二十九)ほろ酔の足もと軽し春の風(良寛)4月28日水曜日ゴキブリ捕獲ハウスの建替えた。台所の隅と洗濯機の横に置いているが、この建物に住んで4年、捕獲されるようなドジはいない。以前、戸建てに住んでいたころ一匹だけこのハウスで捕獲されたゴキブリがいた。毎回ゴキブリハウスの建替えをすると彼奴のことを思い出す。そしてああいうジワジワと苦しんで死んでいく死に方はしたくないなあといつも願うのである。撲殺、毒...
View Article(巻二十九)左右より話一度に日短(五十嵐播水)
(巻二十九)左右より話一度に日短(五十嵐播水)4月29日木曜日雨の日に向日葵と云うのも何ですが、外出しなかったのでまだ玄関にある向日葵を一撮。雨の日でしたが中二日の洗濯日で洗濯をした。午後はほぼ平らにした座椅子で、ほぼ理解できないBBCの番組を耳から注ぎ込み、ときにうつらうつらとする。こときれてゐればよかりし春の夢(上田五千石)南木佳士氏の作品を『からだのままに(文春文庫)』から読む。氏の五十五歳前...
View Article(巻二十九)噺家の扇づかいも薄暑かな(宇野信夫)
(巻二十九)噺家の扇づかいも薄暑かな(宇野信夫)4月30日金曜日荷風の命日だ。荷風の忌お一人さまとして帰心(駄楽)昨日の昼寝がよくなかった。浅い眠りで濃い夢の疲れる一夜であった。午前中は家事もなくダラダラと過ごす。浅い眠りもダラダラも嘆くほどのことではない。何も想わなければ苦痛でもない。午後は散歩と買い物に出かけた。図書館で予約しておいた角川俳句4月号を借り受ける。館内閲覧は禁止になっている。買い物...
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