(巻二十七)征露丸焦げて胃にある五月闇(和知喜八)
(巻二十七)征露丸焦げて胃にある五月闇(和知喜八)12月11日金曜日細君が生協に出かけ、ついでに花を買ってきた。いつもは生協脇の花屋さんで買うらしいが、今日は生協が売っているより安い花にしたそうだ。花屋さんで買わなかったので花屋の前をコソコソを通ったと苦笑いしていた。これをcustomer loyalty...
View Article1/2「僕の映画ベスト3 - 高田渡」ちくま文庫 バーボン・ストリート・ブルース から
1/2「僕の映画ベスト3 - 高田渡」ちくま文庫 バーボン・ストリート・ブルース...
View Article(巻二十七)風花や荷風の作をふところに(大町糺)
(巻二十七)風花や荷風の作をふところに(大町糺)12月12日土曜日藪から棒に「今日は誰の誕生日だか知っているか」と朝っぱらから挑んできた。分からないと答えると、「舟木一夫よ、ファンだったのよ。」と訳が分からないこと言っている。呆けたのでないらしいからこの程度のことは我慢しよう。季節柄、何かを飾ろうと思ったようで粗末なものが取り混ぜて本棚の上に置かれた。クリスマス、正月の献立も検討しているようであり、...
View Article2/2「僕の映画ベスト3 - 高田渡」ちくま文庫 バーボン・ストリート・ブルース から
2/2「僕の映画ベスト3 - 高田渡」ちくま文庫 バーボン・ストリート・ブルース から...
View Article(巻二十七)通帳の利息一円敬老日(山本小品)
(巻二十七)通帳の利息一円敬老日(山本小品) 12月13日日曜日 *利息は諦めています。年寄りが怖れるのはインフレと長患いたであります。今日も『安心して死ぬために-矢作直樹』を読んでおりまして、 「ピンピンコロリと逝くために」 「家族がいてもいなくても、リヴィングウィル (「延命治療などに対する意思表明としての生前の意思」)を作っておく」 「延命治療(緩和治療を含む)とは、どんな治療か知っておく」...
View Article「筆まかせ(書抜其の三) - 正岡子規 岩波文庫 筆まかせ から
「筆まかせ(書抜其の三) - 正岡子規 岩波文庫 筆まかせ から○言文一致の利害言文一致論者の言にいはく、文は誰にでも分るやうに書くを第一とす、そうするには言葉通りを筆に写すを可とす、紫式部が『源氏』をかきしもその時の言葉をそのまま筆に写せしのみ 古雅なりと思ふは後世のひが目にて言葉の変遷し来りしがためのみ云々と 余は理屈を知らず...
View Article(巻二十七)妻看ると職退きし友銀河濃し(間浩太)
(巻二十七)妻看ると職退きし友銀河濃し(間浩太)12月14日月曜日*今のところ元気にしてくれています。感謝です。晴天、やや冷たい風のやや強し。そんな中を年末年始の血圧のお薬を頂きに駅前クリニックへ出かけた。9時過ぎに入ったがそれほどは混雑していなかった。受付での検温は35度6分で無事通過した。待合室には年寄りばかりだ。私もその一人だな。空いていたので9時30分ころ呼び込まれて診察いただく。先生の測定...
View Article『落語通談-野村無名庵』の解説 -藤井宗哲」中公文庫 落語通談 から
野村無名庵は、本名を元雄という。明治二十一年八月二十三日、東京牛込二十騎町で生まれた。家は代々毛利氏分家、周防岩国吉川家の江戸詰の家臣である。父は元行といい、千葉県大網で十人程の使用人を置く回漕問屋を営んで、東京の住居と往復していた。母は毛利家江戸詰家臣原家の娘ていで、元雄はその六人兄弟の長男である。生後間もない頃にか、とにかく物心がつく頃には日本橋榑正[くれまさ]町(現在の中央区日本橋三丁目)に移...
View Article(巻二十七)文学少女が老いし吾が妻茨の実(草間時彦)
(巻二十七)文学少女が老いし吾が妻茨の実(草間時彦)12月16日水曜日*文学少女でも文学老女でもありませんが、本好きではあります。「一発当てて、女流作家になって、ヒモにしてくれよ。」と申しておりますが、書く気は全くないようです。昨日、久し振りに世間に出ましたのでのでやや昂ったようで2時、5時と二度ほど目が覚めてしまった。下世話なことに関心が向けば杞憂や疑懼[ぎく]は薄れていくが、俗事に煩わされる。目...
View Article(巻二十七)秋深むひと日ひと日を飯炊いて(岡本眸)
(巻二十七)秋深むひと日ひと日を飯炊いて(岡本眸)12月17日木曜日午前中細君は歯医者出かけてあたしゃ一人でいる時間を頂いたが、結局不善を為しただけでした。松下紗栄子さんにお世話になったりはしたが、専ら顔本ビデオで捨て猫・野良猫の救出・救済活動のビデオを楽しんだ。大体同じストーリーで野良の仔猫が見つかり親猫も現れる。餌で誘き寄せたり、罠を掛けたりして確保し、獣医が検診して、シャワーを浴びて綺麗になっ...
View Article(巻二十七)冷し酒男は粋をめざしけり(前野雅生)
(巻二十七)冷し酒男は粋をめざしけり(前野雅生)12月18日金曜日好天無風ではあるが空気は冷たい朝でした。そんな中を駅前の泌尿器科へ出かけた。待合室のテレビで2006年の早稲田対トヨタの一戦を観戦した。こう言うときに限ってすぐに診察室に呼び込まれてしまったが、ギリギリで早稲田のスクラムトライを見ることができて熱くなりましたな!ラクビ―の馬鹿丸出しの十ヤード(佐藤真次)Rakubi's idiot...
View Article(巻二十七)消防も野次馬も去り守宮(いもり)鳴く(内藤一漁)
(巻二十七)消防も野次馬も去り守宮(いもり)鳴く(内藤一漁)12月19日土曜日部屋の掃除、ダクトのフィルターの張り替え、エアコンのフィルター掃除、読まない新聞の片付け、が午前中の作業でした。年つまる終りは速き砂時計(これまつみつを)散歩:寒い中、高校コースを歩いた。修徳グランドの前の家の庇に猫がじ~と固まっていた。日だまりと云うわけでもないが、猫には猫の理由があるのだろう。退屈な猫に出て行くとこがあ...
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