(巻二十六)老舗みなビルに吸はれて街薄暑(峯崎成規)
(巻二十六)老舗みなビルに吸はれて街薄暑(峯崎成規)7月1日水曜日七月になった。今日は半夏生だということだ。晴耕雨読の鎌の錆びつく半夏雨(井上あい)雨風が収まった午後3時過ぎに散歩と買い物に出かけてみた。生協の花屋さんはシャッターを下ろしての営業だ。本日二千二百歩、階段二回でした。tapeレコーダーとICレコーダーをイヤホーンで聴いてきた。50年間専ら右耳にイヤホーンを差し込んで聴いてきたが、右耳の...
View Article(巻二十六)丸呑みのゴミ収集車萩の垣(出口民子)
(巻二十六)丸呑みのゴミ収集車萩の垣(出口民子)7月2日木曜日図書館に角川俳句5月号が戻っていたので貸していただいた。赤貧の身にふりかかる桜かな(脇坂規良)...
View Article(巻二十六)いまひとつ春野に足りぬ責任感(福本弘明)
(巻二十六)いまひとつ春野に足りぬ責任感(福本弘明)7月3日金曜日散歩と買い物月初めなのでお寺の門前の御言葉を頂きに参りました。境内の掲示板にも御言葉があるというので、拝見いたしました。四十雀拝観料をとらぬ寺(麻香田みあい)本日三千三百歩で階段二回でした。読書:「残酷な間引き - 山崎ナオコーラ」筑摩書房 太陽がもったいない から...
View Article(巻二十六)双六の賽の禍福のまろぶかな(久保田万太郎)
(巻二十六)双六の賽の禍福のまろぶかな(久保田万太郎)7月4日土曜日義母の誕生日だそうで、花が飾られた。カーネーションだそうである。世事:細君が朝っぱらからニュース速報である。嫌なニュースを寝起きに叩き込まれるのは不愉快だが、力関係が変わりこれも仕方がないか。息子のいるTHE地方都市で流行り病のクラスター発生のようだ。一年四ヶ月くらい前にTHE地方都市の夜の繁華街を夜になる前に歩いたが、夜は知らない...
View Article(巻二十六)常識にこだはらないで残る鴨(高橋将夫)
(巻二十六)常識にこだはらないで残る鴨(高橋将夫)7月5日日曜日散歩と買い物:午前中の雨が降りだす前に出かけた。投票所への道は往来が多い。上の階の明るい爺さんも奥さんとそちらへ向かっていた。奥さんが爺さんの後ろを静々と付いていく。本日三千三百歩階段二回でした。朝日俳壇:欲といふ欲を捨てゐて風涼し(高橋とも子)梅漬けて百まで生きるつもりかな(徳永スキ子)に細君の○がついていた。私は草を引くにぎやかな妻...
View Article1/2「退屈こそ人生最大の楽しみである - 池田清彦」新潮文庫 他人と深く関わらずに生きるには から
1/2「退屈こそ人生最大の楽しみである - 池田清彦」新潮文庫 他人と深く関わらずに生きるには...
View Article(巻二十六)次々とコンテナ列車下りゆくブルトレゆきしこの時間帯(武田軍治)
(巻二十六)次々とコンテナ列車下りゆくブルトレゆきしこの時間帯(武田軍治)7月6日月曜日読書:雨が瀟瀟と降っている。〈瀟瀟〉は今朝のような雨を形容するのか一応ネットで確めてみた。そして、荷風の『雨瀟瀟』を読んでみようと図書館システムに登録した。『 「好色と退屈(一部抜書) - 丸谷才一」集英社文庫 別れの挨拶...
View Article2/2「退屈こそ人生最大の楽しみである - 池田清彦」新潮文庫 他人と深く関わらずに生きるには から
2/2「退屈こそ人生最大の楽しみである - 池田清彦」新潮文庫 他人と深く関わらずに生きるには...
View Article(巻二十六)蜂の巣を見つけ小声となりにけり(高倉和子)
(巻二十六)蜂の巣を見つけ小声となりにけり(高倉和子)7月7日火曜日天気が悪く外出せず。洗濯物が乾かない。着る物が足りないわけではないが、困ったものだ。だが、こんなことで文句を言っている場合ではない。本日二百歩階段一回でした。「ある有料老人ホームの風景 - 山崎正和」ベスト・エッセイ2015 から...
View Article(巻二十六)干足袋の乾くまもなく盗られけり(森川曉水)
(巻二十六)干足袋の乾くまもなく盗られけり(森川曉水)7月8日水曜日散歩と買い物風は強いが雨は落ちていない午前10時半に生協へ出かけた。通常の品に加えて期限切れ補充分の備蓄赤飯を2食仕入れた。賞味期限は11月末である。戻ると、細君が備蓄品のインベントリーを始めた。2リットルボトルが一本足りずイライラしている。本日千九百歩階段二回でした。図書館から貸出本の用意ができたとメールが入ったが、今日は行くのを...
View Article(巻二十六)炒めつけられて玉葱甘くなる(保坂リエ)
(巻二十六)炒めつけられて玉葱甘くなる(保坂リエ)7月9日木曜日図書館:予約をお願いしていたうちの四冊が整ったとの連絡をいただいたので午前10時過ぎに伺った。雨が落ちていないせいか来館者が多く、新聞・雑誌コーナーのソファ席は三密対策で間隔を空けているので満席でした。読書とも避暑とも図書館通ひかな(葉月)と今年はできるのだろうか?“利用時間は短めに”が繰返し放送されている。返却と貸出を受けて階段脇の掲...
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