(巻三十七)北風に負けないように眉を引く(藤原紅)
(巻三十七)北風に負けないように眉を引く(藤原紅)5月25日木曜日曇り。朝家事は拭き掃除。他にベランダの壁についた鳩の糞の除去と清掃。雀ちゃんはお行儀よく手すりの上にチョコンとしていくのに、鳩の奴め。昼ころ義妹が北海道の土産を届けに来て、細君が階段下で受け取る。ちょっとした土産だろうと高を括っていたが、どうして、どうして何千円もしそうなご立派なものだ!昼飯を喰って、一息入れて、コチコチしてから散歩に...
View Article(巻三十七)夏帽や反吐のひるほどへりくだり(安住敦)
(巻三十七)夏帽や反吐のひるほどへりくだり(安住敦)5月26日金曜日曇り。朝家事はなし。細君は通帳の記帳に出かけた。月詣りだ。ついでに肉マンと焼売を買って帰る方が北海道へ遊びに行かれてしまうよりはよほど宜しい。独りなのでゆっくりとAVを観て来月のComing-faceを選んだ。やはり鼻筋のすっきりした容貌に惹かれます。青梅に眉あつまれる美人哉(蕪村)という句がありますが、眉がよって皺が顕れる、ってえ...
View Article「女体の最も隠微な部分のもっている真の意味 - 北原武夫」」ちくま文庫告白的女性論 から
「女体の最も隠微な部分のもっている真の意味 - 北原武夫」」ちくま文庫告白的女性論...
View Article(巻三十七)豆の花妻は野良着のほか知らず(立花彦吉)
5月27日土曜日(巻三十七)豆の花妻は野良着のほか知らず(立花彦吉)曇り。朝家事は掃き掃除と衣類の風通し。黴、虫食いなし。その後、細君のセーター、マフラーをクリーニング屋さんへ持っていく。7点で3800円也。万札を出したが、釣銭がないようで、やっとこさ探しだしていた。「この時期、皆さん大きなお札だから」と申していた。25日過ぎか。ついでに生協に寄り、缶酎ハイと猫のスナックを買う。昼飯は、義妹の土産の...
View Article(巻三十七)秋ちかき心の寄るや四畳半(芭蕉)
(巻三十七)秋ちかき心の寄るや四畳半(芭蕉)5月28日日曜日曇り。朝家事は洗濯、部屋干し。昼前に生協へ出掛けてお米ほかを調達いたす。割れ煎餅が20円値上げだ。細君が新聞広告から『裁判官の爆笑お言葉集』という本はどうか言ってきた。十年以上前に初版が出たらしく息の長い娯楽本のようだ。図書館ネットで予約したら113人待ちと出た。3冊保有しているらしいが一年待ちだな。随筆、紀行、雑文で当たりが減ってきた。や...
View Article(巻三十七)鉢植のみな鉢あふれ夏近し(鈴木桂子)
5月31日水曜日(巻三十七)鉢植のみな鉢あふれ夏近し(鈴木桂子)曇り。細君は義妹へのお返しなどを買いに柏の高島屋へ出かけ、ついでに夏帽子を見てくると言っていた。やはり旧人はデパートなのである。デパートの産地訛の粽売り(炭谷種子)が、義妹には簡単な手提げを用意したようだが、綺麗に包装してくれるので見栄えが違うと喜んでいたが、夏帽子は「高かった。」と云って買わずに戻ってきた。「アトレなら、あの半額だった...
View Article(巻三十七)仏壇も炬燵もあるや四畳半(正岡子規)
(巻三十七)仏壇も炬燵もあるや四畳半(正岡子規)6月1日木曜日曇り晴れ。先ず動かなくなったダイナブックの10年物の8・1のパソコンを諦めて撤去した。Windowsのメンテナンス終了後も画面が15と大きかったのでAVの鑑賞にもっぱら活用していたが、オペレーションの容量が小さくとにかく遅かった。朝家事は拭き掃除。これを済ませてから生協の開店に合わせてお買い物に出かけた。細君がラジオで聞きつけたところでは...
View Article(巻三十七)止まりたる独楽の匂ひを猫が嗅ぐ(ききらきみえ)
(巻三十七)止まりたる独楽の匂ひを猫が嗅ぐ(ききらきみえ)6月2日金曜日雨音がしっかりと聞こえる雨。朝家事は特になし。彼奴に災害モードのスイッチが入りうるさい。まず簡易ガスコンロとボンベの確認、簡易便所の組立部材の確認、水などの確認、懐中電灯など照明具の確認と騒がしい。雨とは関係ないが、こんな日にルーターが止まりPCもひかり電話も不通になってしまった。で、相談したら一度電源を抜けとおっしゃる。恐る恐...
View ArticleNice Work (2) - David Lodge
Nice Work (2) - David Lodge P608-610And there, for the time being, let us leave Vic Wilcox, while we travel back an hour or two in time, a few miles in space, to meet a very different character. A...
View Article(巻三十七)すれ違ふ熊手が語る景気かな(腰山正久)
6月3日土曜日(巻三十七)すれ違ふ熊手が語る景気かな(腰山正久)雨、朝6時に届いた区からの通報。《中川では、上流の埼玉県吉川で氾濫危険水位を超えておりますが、雨のピークも超え、小康状態が続いています。万が一上流部で氾濫しても、本区に氾濫水が到達するまで、時間的猶予がありますので、引き続き、本区から発せられる情報に注意してください、綾瀬川については、氾濫しても、本区への氾濫水の到達は、想定されていませ...
View Article(巻三十七)雑巾に下ろす手拭い一葉忌(福本直子)
(巻三十七)雑巾に下ろす手拭い一葉忌(福本直子)6月4日日曜日晴れ。朝家事は特になし。毛布、洗濯物を外干し。昼前に生協へお米ほかを買いに出かける。ヨレた野球帽のヨレた爺多し。昼飯喰って、眠さに堪えられす座椅子を拡げて瞑想、その後一息入れたが、順番を変えると一息によくないようだ。一息に一苦労。3時前に散歩に出た。トモちゃんを訪ねたが不在。図書館で『法学教室』ほかを返却。お稲荷さんに詣でてポックリを祈願...
View Article(巻三十七)干したての布団のやうな好好爺(山元文子)
6月5日月曜日(巻三十七)干したての布団のやうな好好爺(山元文子)晴れ曇り。朝家事は拭き掃除、洗濯・外干し。クリーニング屋さんへ引き取りに参る。昼飯喰って、一息入れて、コチコチしてから、散歩。コロナ前に買った運動靴が疲れてきた。細君が「何かあっても私は買いに行けあげられないから、すぐに予備を買ってらっしゃい‼」とのことで駅前リリオ1階の靴屋さんへ出かけた。店員のチャキチャキ姐さんに横に広く側面にジッ...
View Article(巻三十七)でたらめな口笛がゆく春あした(中村小城南)
(巻三十七)でたらめな口笛がゆく春あした(中村小城南)6月6日火曜日晴れ。朝家事はなし。その代わり、電気安全協会の漏電検査があった。検査員さんはおばちゃんだ。居宅に上がり込んで安全器を検分するのだからおばちゃんの方が良いのかもしれない。異状なし。昼飯喰って、一息入れて、コチコチしてから散歩。図書館で5冊借りたが全て私の能力では読めない。明日にでもお返しに上がろう。猫さんは、クロちゃん不在、コンちゃん...
View Article