(巻三十六)萩の風何か急かるる何ならむ(水原秋桜子)
(巻三十六)萩の風何か急かるる何ならむ(水原秋桜子)4月17日月曜日晴れ。彼奴がまた腹を壊したらしいが、その原因が私にあると文句を云う。もともと消化器系が弱い。四十余年前のクリスマス、初めてのデートは銀座松屋裏の寄席飲み屋「椀や」だった。寄席がハネたあと、銀ブラし、駅についたらトイレに駆け込んだ彼女だった。消化器系が弱いからデブにはならないが、ちと細い。デブとヤセとどちらがいいかと云えばヤセの方がま...
View Article(巻三十六)死に顔まで責任もてぬ青芒(岸本マチ子)
(巻三十六)死に顔まで責任もてぬ青芒(岸本マチ子)4月20日木曜日曇り。朝家事は洗濯、外干し。特に出来事はなく、ダラダラと過ごす。昼前に生協に出かけ、トイちゃんを呼ぶと今日は現れた。帰りも待ち構えていてくれた。昼飯喰って、快調に一息入れて、座椅子で瞑想。3時前から散歩に出かけて、白鳥生協で焼きそば(小)とノンアル。小銭だ溜まってしまったので現金払い。混んでいて3つ開いていたレジに5人ずつくらい並んで...
View Article巻三十六枕辺にラジオ引き寄す夜長かな(荒井ハルヱ)
巻三十六枕辺にラジオ引き寄す夜長かな(荒井ハルヱ)4月21日金曜日晴れ。朝家事はなし。細君は白鳥生協に出かけて行った。行く前に二人で地図を読み合わせ、ランドマークに清水と言う工場を加えた。清水に沿って曲がれば明後日の方向には行かないはずなのだが。出かけてから一時間半近くなり心配しはじめたところへ細君帰宅。迷いはしなかったが時間がかかったそうだ。ランドマークに加えた清水は前にトラックが停まっていたよう...
View Article(巻三十六)だれかれの事あれこれと温め酒(秋山信行)
(巻三十六)だれかれの事あれこれと温め酒(秋山信行)4月22日土曜日曇り。朝家事は掃除機がけ、洗濯、ゴキブリの家の建て替え。営繕屋さんから電話が入り、風呂の排水口の蓋が確保できたとのこと。昼前に生協へ買い物に行く。お米だけは値上がりしていない。ありがたいことだ。生協の入口脇に主人待つ犬がいた。やはり大型犬は優雅だ。昼飯喰って、一息入れて、瞑想して、散歩。葛飾野高校では野球の練習試合、修徳ではサッカー...
View Article(巻三十六)飛行機のずしんと降りる枯野かな(長谷川櫂)
(巻三十六)飛行機のずしんと降りる枯野かな(長谷川櫂)4月23日日曜日晴れ。朝家事は特になし。無気力。何もせずにAVを観たり麻雀やったりと掌の中で余命を縮めている。昼飯喰って、一息入れて、瞑想して、散歩。今日は上千葉砂原交通公園へ行ってみた。日曜日の午後で家族連れで賑わっていて、貸し自転車や足踏みゴーカートは順番待ちの様子。広場のテントはだいぶ畳まれてしまったようでポツポツとあるだけだった。ここで遊...
View Article(巻三十六)此の恋や思い切るべき桜桃(川島雄三)
(巻三十六)此の恋や思い切るべき桜桃(川島雄三)4月24日月曜日曇り。朝家事は拭き掃除と洗濯。「三千円の使いかた(原田ひ香)の解説 -...
View Article「三千円の使いかた(原田ひ香)の解説 - 垣谷美雨」中公文庫三千円の使いかた から
「三千円の使いかた(原田ひ香)の解説 - 垣谷美雨」中公文庫三千円の使いかた から副題...
View Article(巻三十六)本名を豆腐芸名冷奴(増山山肌)
(巻三十六)本名を豆腐芸名冷奴(増山山肌)4月25日火曜日曇り。朝家事は特になし。昼前に買い物。生協のデポジットの機械に列が出来ていた。給料日に払い込んでおくのかね?昼飯喰って、一息入れて、散歩。雨が降りだしそうなので、先ずクロちゃんを訪ねて、それから近所を歩く。特筆する事なし。平仮名で綴られた「山の雪 - 高村光太郎」を読み終えたあと、古風な文体でルビがないと読めず判らずの「蛇くひ -...
View Article(巻三十六)銀行へ怪しき身なり花粉症(高崎和音)
(巻三十六)銀行へ怪しき身なり花粉症(高崎和音)4月27日木曜日晴れ。今日はペンギンクリニックへ定期検診に行き採血するので朝飯を抜いた。9時前にクリニック到着。搾り出して採尿。ついで採血。手早くやっていただき9時15分に診察階に降りて麻雀をしながら待機。電池残量が7割だが、5割までは遊ぶかと待つ。意外と早く10時前に呼び込み。先生からまさに肝腎について数値の説明をいただく。変化なし。良くなることはな...
View Article(巻三十六)確定申告終へて風船飛ぶ方へ(小木曽あや子)
(巻三十六)確定申告終へて風船飛ぶ方へ(小木曽あや子)4月28日金曜日晴れ。10時に営繕屋さんが風呂の排水口の網状蓋を交換に来てくれた。まだお若いが喧しい細君をうまくあしらうなど先が楽しみな若者でありました。若者君によれば、メーカーに型番を伝えて純正品が確保できたとの由。風呂のことが終ったあと洗濯、蒲団干し、生協への買い物で午前を終わる。昼飯喰って、一息入れて、Yahoo!のメールを見ると何かとよく...
View Article(巻三十六)わが夫へ申告漏れの春ショール(川崎栄子)
(巻三十六)わが夫へ申告漏れの春ショール(川崎栄子)4月29日土曜日晴れ。朝家事はなし。細君は生協に出かけた。昨日借りたなかの『角川俳句4月号』を捲り、日陰より眺め日向の春の水(深見けん二)人の死に追はれ追はれて秋の暮(加藤楸頓)を書き留めた。どうもいい句に廻り合わない。昼前に図書館(返却)経由で生協に行く。トイちゃんとトモちゃんにスナックを進呈。都住の駐輪場では猫婆さんがこそこそと猫のお食事を用意...
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