(巻二十七)明易や雨の降りたる跡ありて(木村定生)
12月1日火曜日
朝方やや寒く目を覚ました。予て足元に用意の掛け布団二枚目を拡げて凌いだが寝具はこれであとはない。
早ばやと重ね布団や露の宿(瀬川みよ子)
昼飯に柿をむきました。芋も温めて出しました。
退屈と思わねど暇柿食うて(古川朋子)
柿と芋はこの季節のものですが紛れ込んで写っているピーマンは本来夏の野菜なのでしょう。今やいつでも生協にある無季野菜になったようです。俳句検索でピーマンを浚ってみましたら十句現れました。
ピーマンの輪切りの彼方まで夏野(秋尾敏)
ほかの句も夏の句に仕立てられていました。
柿はやや固い。熟れて少し崩れかかったような柿が宜しい!
散歩:
好天無風の散歩日和でしたので中川の土手まで足を延ばした。土手に上がる階段脇に猫が三匹日向ぼっこをしていた。声を掛けたが逃げはしない。かと云って警戒は弛めない。餌をやる皿があるのでこの家の人が餌を与えているのだろう。三匹のうち一匹は出来上がった猫だがあとの二匹は遊び盛り若猫でじゃれあっていた。内、一匹が写真のジンジャー・タビーである。餌は与えられているようだが、毛並みからみると家猫ではないようだ。餌だけ貰って床下あたりで寝ている半野良とお見受けした。近所には迷惑なことかもしるないが、猫もこのくらいの距離で付き合うのがよいのだろう。
野良猫は逃げ道決めて日向ぼこ(松本ソウシュウ)
本日は六千二百歩で階段は1回でした。
願い事-叶えてください。
猫たちは明日も餌を貰えるだろうかなどと心配してはいまい。そしてどうもアッサリと逝くようだ。
★昨日、以下のことを書き 『“owl walk”(と聞こえる)』と書きましたが、この番組の20分36秒あたりで“awe”とスペルが述べられておりました。awe walkで検索しますとこれがなんであるかの解説が出てきましたので、今度は間違いないとおもいます。
《BBC:
All in the mind
What's happened to our mental health in 2020; tools to get through the winter
Claudia Hammond examines the effect Covid-19 is having on the UK's mental health and hears of psychological tools to get through an uncertain winter
https://www.bbc.co.uk/programmes/m000p10y
という番組を聴いてみた。流行り病の影響で心を病む人も殖えているらしい。自殺者の顕著な増加は認められないらしいが、うつ病患者の増加に対する医療体制の確保などの話が前半である。後半、20分過ぎあたりから各人で出来る予防策が紹介され、散歩の効果が述べられていた。“owl walk”(と聞こえる)と云う散歩法があるようで、聴いてみると、漠然と歩くのではなく周囲に関心をもって歩くことのようだ。道端の草花などに気づき愛でる等々を致せと云うことだが、それならばこの一年の間わたくしが杖を引いてきたことである。今日も可憐な草花をみとめて一撮いたした。》
*3時に目覚め、布団の中で聴いておりましたら、掴めました。