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(巻四十一)何もせぬ一日の締めの新豆腐(柴崎正義)

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8月24日土曜日

晴れ。朝家事は拭き掃除。10時過ぎに家を出て駅前のスマホ・ショップへ向かう。今朝は曳舟川を上るコースを採った。半年以上かけて改修していたバイオトープもきれいに整備されていた。帰りに寄ろうと「松代・ときわ食堂」の前を通って店を開けるのか確かめていたら、ちょうど市場から帰ってきた主が軽自動車のクラクションを鳴らして呼び止めたくれた。11時半から始めるが、良かったらそれまで中で休んでいろと言ってくれた。ありがたいが、これからショップへ行って一悶着ですよと説明し、帰りに寄りますのでよろしくと挨拶しておいた。
ショップには11時前に着いたが、手が空いていたようですぐに対応してくれて返還で決着。10月請求分できれいになるとの由。当方納得。
10分程で折衝は終わり、11時15分頃ときわ食堂に入る。ハムサラダとヤマカケを頼み、瓶ビ一ルを頂く。ポテトサラダが大盛り。テレビがつけられてしまい、メジャーリーグドジャースの試合が流された。客は私だけなので勝手に音量を下げた。主と少々雑談し、2本空けて退去。1960円也。

ときわ食堂の主は越後・松代[まつだい]の出身である。お歳は72、3らしい。高校卒業後上京し、浅草のときわ食堂などで修業し、40代の初めに当地に自分の店とビルを持ったそうだから立派な成功者である。自ビルの一階で「松代・ときわ食堂」を営業していたが、コロナを機に一階の店を畳み、そこを美容院に貸し、隠居生活に入った。自ビルだけでなくほかにも資産があるらしく悠々自適なのだが、奥さんの腕がウズウズしてしまったらしく、2階の一区画が空き家になったので奥さんの強い希望により、その3LDK70平米ほどの部屋を改装し、この6月に「松代・ときわ食堂」の再開に至ったとの由。「2階での商売は難しい。」と仰るが、当地の高齢者に「松代・ときわ食堂」の人気は根強く昔からの客で賑わっているようだ。

小一時間過ごし、帰りに図書館により「角川俳句8月号」を借りて帰宅。

帰宅して、無理して昼飯を喰う。そのあと居眠りしながら「角川俳句8月号」を捲り、

学校の先生がゐる祭の夜(仁平勝)

を書き留める。俳句がどうのこうのということではなく、中学校に江森先生という生活指導に熱心な先生がいて、いろいろな町会の盆踊りに来ていたことを思い出した。

夕飯には鶏肉とキャベツのミルク・バター煮のようなものを作った。

願い事―ポックリ御陀仏。知らずに仏。

冷し酒五臓の一つ病んでをり(石井信生)

 

昨日はブログ「随筆筆写」に29人の方が訪れ、32のアクセスがあった。

トップはアクセス4で、

「東京-大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと - スズキナオ」

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32451963/

2位(アクセス2)は

「もうしわけない味 - 平松洋子」アンソロジー ビール から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33672387/

で、飲み屋探訪記が読まれたので、

「浅草「煮込み街道」巡礼 - 坂崎重盛」東京煮込み横丁評判記 から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33051899/

を紐づけ致しました。

 


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