(巻四十一)「嘘つき」とつぶやく間合雪おんな(宮崎斗士)
8月18日日曜日
晴れ、多湿。細君は夏バテの第二波とかで腹痛と眩暈でぐったりしている。高温も辛いが多湿で身体が弱るようだ。
朝家事は特になし。九時半の開店に合わせて生協へお米を買いに行く。今朝は在庫たっぷりだが、我が家銘柄の佐渡のコシヒカリはなく、秋田コマチの無洗米2キロ袋を買う。老夫婦で週に2キロを食すので、現時点で一ヶ月分の備蓄・買い溜めということになる。私は何でも食べられるが、彼奴は消化器系が弱いので緩く炊いたご飯しか食せないのでこのことには神経質だ。店内写禁を犯して一撮。
一度帰宅後、散歩に出る。図書館で『江戸東京《奇想》徘徊記(朝日文庫) ― 種村季弘』を返却する。予約本は届いていなかったので書架をうろつき『夜を乗り越える(小学館よしもと新書) ― 又吉直樹』に巡り合い借りることにした。「小学館よしもと新書」の存在に少々感動いたす。 館内写禁を犯して一撮。お稲荷さんには、私のポックリ御陀仏、細君のしゃっきり、家内安全の三点盛で祈願。7-11でアイス・コーヒーを喫し、再度生協に寄り追加注文があったヨーグルトと食パン3枚を買う。野点は冷奴にした。日曜日はレバの甘辛煮など総菜が豊富に出るのだが今朝は低調で冷奴にいたした。
帰宅し、ごみ捨てなどのあと昼食。その後一息入れて、昼寝はせずに
「わたしを蹴りあげる雪の日 ― 川上未映子」新潮文庫 すべてはあの謎にむかって から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33931253/
をコチコチして読む。文中に宮澤賢治の「永訣の朝」の終わりの部分、
「おまへがたべるこのふたわんのゆきに/わたくしはいまこころからいのる/どうかこれが天上のアイスクリームになつて/おまへとみんなとに聖[きよ]い資糧[しりよう]をもたらすやうに/わたくしのすべてのさいはいをかけてねがふ」
が紹介されていて、やっぱり最期はアイスクリームだなと、その次元で大いに納得する。
夕食に鶏を焼き、ナスをレンチンする。その後、夜濯ぎ。
Paul Auster New York Trilogy
https://www.bbc.co.uk/programmes/p00fc3vt
最近亡くなったポール・オースターの読者討論番組を聞いた。作品朗読のなかで “legs happen to take.” という表現が聞こえるが、いつか使ってみたい。
願い事―ポックリ御陀仏。知らずに仏。
自らは打てぬ終止符水中花(卜部黎子)
昨日はブログ「随筆筆写」に77人の方が訪れ、98のアクセスがあった。
トップはアクセス8で、
「回転寿司と財産犯 - 橋爪隆」巻頭言、法学教室2022年2月号
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32387538/
と
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33686541/
3位(アクセス7)は
「東京-大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと - スズキナオ」
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32451963/
と
「ホテル裏ばなし ― 森村誠一」日本の名随筆67 宿 から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33840249/
5位(アクセス4)は
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32295024/
「私の見た大阪および大阪人(一部抜き書き) - 谷崎潤一郎」岩波文庫 谷崎潤一郎随筆集 から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32306573/
「死亡推定時刻はどう推理する? - 上野正彦」朝日文庫 死体の教科書 から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33674142/
と
立読抜盗句歌集(巻四十)
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33845596/
でした。
「ホテル裏ばなし ― 森村誠一」で裏を聞いてしまうと表が空々しくなってしまうなあ~。
「フロント八道慎一郎 - 村松友視」文春文庫 帝国ホテルの不思議 から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32309882/