3月4日月曜日
晴れ。朝家事はなし。細君は検診で外出。本を読み、画を描き、豊かに過ごす。細君昼ころ買い物もして帰宅。細君の帰宅を待って洗濯を致す。昼メシはパック赤飯とカップ麺。
一息入れて、散歩。画題を探しに葛西城址公園へ歩いた。城址公園と云ってもテニスコートほどの広さで、その中でトイレが幅を利かせているものだから絵にならない。城跡よりは途中で渡った歩道橋からの環七、6号線のフライ・オーバーの方が面白い絵になりそうである。ロケーション・ハンティング(location-scouting)を終えてクロちゃんのお宅へ回り交遊。予定より早く戻ってきたので7ELEVENへ回って珈琲を喫してから帰宅。
帰宅して、豚鍋の鍋番をし、真カレイを煮る、真カレイは二切れで600円、ナメタカレイは二切れで1500円だったそうだ。
願い事-ポックリ御陀仏。知らずに御陀仏。
《昨日はブログ「随筆筆写」に46人の方が訪れ、51のアクセスがあった。アクセスのトップ(アクセス4)は、
「アジフライの正しい食べ方 - 浅田次郎」ベスト・エッセイ2023 から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33365567/
で、アジフライにはトンカツを紐付け致す。
「上野 蓬萊屋(後半) - 安藤鶴夫」東京の面影 から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33368199/
余録:文章の間に俳句を差し込んだ随筆を見かける。著者が慎重に選んで入れてくる俳句だから、駄句、凡句というのはない。
「効く効く発酵食品(その二) - 小泉武夫」新潮社 絶倫食 から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33703120/
を読んでいたら以下の段落に蕪村の句が使われていて、解りやすい解説がついていた。
《与謝蕪村の句に「朝霜や室の揚屋の納豆汁」というのがあります。これは蕪村が室津[むろつ](今の兵庫県たつの市御津町[みつちよう]室津)で詠んだものです。「揚屋」とは、遊女屋(置屋)から女を呼んで遊べる宿屋のことで、つまり旅をしていた蕪村が室津という港町に来たら夕刻になった。そこで、揚屋に入り、遊女を呼んでしこたま酒と肴を楽しみ、ついでにその女まで楽しんで、疲れてぐったりと寝入ったら朝になった。少々二日酔い気分で障子を開けて外を見ると、そこには朝霜が降りていて、そのとき、「お目覚めですか」と言って昨夜遊んでくれた女が納豆汁を持ってきてくれた、というまことにもって結構な句であります。》
で、
「朝霜や室の揚屋の納豆汁」を
句帳の
凍つる夜の独酌にして豆腐汁(徳川夢声)
の隣に書き加えた。
で、
「蕪村はグルメ - 安田宏一(医師)」文春文庫 88年版ベスト・エッセイ集 から