(巻二十九)豆飯の豆の片寄る懈怠かな(宮内とし子)
5月11日火曜日
午前、細君は眼科へお出かけになる。夫婦していろんなお医者の世話になっていて、それぞれが月に七千円くらいの医療費を遣っている。温泉にも、観劇にも、食事会にも行かないし、酒も煙草も嗜まないし、他の贅沢も一切しないし、着道楽はもとより趣味道楽に金は掛けない夫婦だからお医者へ行く未練は許して頂こう。
道楽を許さぬ家訓かまど猫(卜部黎子)
家事は洗濯をしただけだ。
写真は昨日一撮のものです。
昨日、結城昌治氏の句を紹介いたしたが、ほかに
なにもかも遠き思ひの素足かな
柿食ふやすでに至福の余生かも
を書き留めてある。
氏が『俳句は下手でかまわない』という本を書いていると知って図書館システムに予約を入れた。
結城氏は石田波郷と同じ病室で俳句を始めたそうで、直伝だ。
空を眺め、散歩は生協への買い物と少々だけにした。千九百歩で階段は2回でした。
願い事-叶えてください。未練は断ち切るしかありません。ダラダラでは困ります。