(巻三十六)スキー帽かはいと言はる老いにけり(三方元)
(巻三十六)スキー帽かはいと言はる老いにけり(三方元)3月9日木曜日晴れにしておこうか、という朝である。特に朝家事はなし。レミオ・ロメンとかいうグループが『3月9日』という唄を唄っているらしい。細君はこのグループのこの歌と『粉雪』という唄が好きだそうでもう4回もラジオから流れたと喜んでいる(as of...
View Article(巻三十六)町師走バスは遅れてくるが常(内藤悦子)
(巻三十六)町師走バスは遅れてくるが常(内藤悦子)3月10日金曜日晴れ。朝家事は洗濯、部屋干し。読書と英聴で一日過ごす。https://www.bbc.co.uk/sounds/play/m0009cdzの書き取りに挑んだが、与信の話で早口で細かなところはつかめなかった。その合間に近所を散歩し、クロちゃんとコンちゃんと戯れた。今日はコンちゃんが少し愛嬌を示した。ついでに図書館で3冊予約本を借り受けた...
View Article(巻三十六)セーターの胸を占めたる猿の顔(小室水枝)
(巻三十六)セーターの胸を占めたる猿の顔(小室水枝)3月11日土曜日天候は晴れ。角ハイ濃いめのお蔭か途中地震に目覚めることもなく朝まで眠った。目覚めなければよいのに。朝一番でウグイスが鳴いていると告げにきた。メジロは見たが、ウグイスもいる。日記帳で鶯を検索したら、鶯を聞いたことが一昨年、昨年と記されていて、20210319鶯や時を止めたるひと呼吸(友井正明)20220310鶯のけはひ興こりて鳴きにけ...
View Article(巻三十六)長閑さやおだてに乗りし一万歩(堀江重臣)
(巻三十六)長閑さやおだてに乗りし一万歩(堀江重臣)3月12日日曜日塩気のあるチーカマで寝酒したのでのどが渇いて夜中に目覚めた。曇り。朝家事は洗濯。細君は生協へ。床の拭き掃除、掃除機がけを二、三日していないのでホコリが見える。明日は掃除することになろう。春愁や箪笥の上の薄埃(源通ゆきみ)俳壇が届き、立読みの書肆[しよし]消ゆる街春寒し(小林貞夫)を書き留めたが、全体的に時事句が多く“他所でやってくれ...
View Article(巻三十六)屈伸の掌床に夏来る(井上亮子)
(巻三十六)屈伸の掌床に夏来る(井上亮子)3月13日月曜日曇り、朝のうちはくもり。朝家事は掃除機がけ。台所のマットを外の廊下で庇からマットを出して叩く。叩けば埃が下の誰もいない駐輪場に降りて行く。昼前ころから雨音のしっかりとした雨が降りだす。死に際にとつて置きたき春の雨(高野ムツオ)昼飯喰って、一息入れた頃には雨は止んでいたが今日は出歩かずに机で耳学問とした。本日はnoise cancelling...
View Article(巻三十六)死ぬまでは転ぶことなく寒雀(三橋敏雄)
(巻三十六)死ぬまでは転ぶことなく寒雀(三橋敏雄)3月14日火曜日真冬なら暖かいと思う気温だが、ここ数日暖かい日が続いたあとなので10度を超えていても寒く感じる。朝家事は洗濯、部屋干し。昼前に生協まで買い物に行き、往復でトイちゃんにスナックをふるまう。その一粒が買い物袋にこぼれて落ちたようで、品物をしまっていた細君に気付かれた。何だろう、何だろう?とつきまとわれたが、なんとかとぼけて「分からないよ」...
View Article(巻三十六)春宵の一句すなわちひとりごと(花谷和子)
(巻三十六)春宵の一句すなわちひとりごと(花谷和子)3月15日水曜日穏やかな朝。細君は先週の検診採血の結果を訊きにクリニックへ出かけた。独りAVなどつけてみたがすぐに飽きて英聴を始めた。11時に早昼飯に取り掛かり今日はカレーうどん(餅入り)と赤飯パックと致した。そんなところへ細君帰宅。アリオのヨーカ堂で春物のセーターの安いのを買ってきたようだ。自分ではかなり気に入っているらしく早速試着してお披露目が...
View Article(巻三十六)醜聞の似たり寄つたり神の留守(仁平勝)
(巻三十六)醜聞の似たり寄つたり神の留守(仁平勝)3月16日木曜日鳥たちの囀りがやたらと賑やかだと言いながら細君が窓を開けにきた。囀やどんな鳥かとみな仰ぎ(深見けんじ)朝家事は拭き掃除と洗濯で部屋干し。生協に買い物に出かけて朝食用品と細君外出時の非常食などを買う。その往復でトイちゃんにスナックをふるまう。トイちゃんもこちらの習性を把握したようで帰りを待ち構えている。苦労しているようで、クロちゃんに比...
View Article(巻三十六)晩秋の損得もなき立呑屋(星野高士)
(巻三十六)晩秋の損得もなき立呑屋(星野高士)3月17日金曜日今日は雨になるぞと予告するような朝の空模様だ。朝家事は特に無し。今週もBBCの番組をチェックしているが、ダウンロードの仕様が128kbps-higher qualityと64kbps-lower...
View Article(巻三十六)捨て印のごとくに淡き昼の月(小暮駿一郎)
(巻三十六)捨て印のごとくに淡き昼の月(小暮駿一郎) 3月18日土曜日予報通りの雨だ。10時半の甲子園は雨があがっていた。朝家事は掃除機がけと洗濯・部屋干し。BBCは128kbpsだけにしてしまったのかな?The Crowd...
View Article(巻三十六)不器量の身とな思ひそ残り柚子(吉倉紳一)
(巻三十六)不器量の身とな思ひそ残り柚子(吉倉紳一)3月19日日曜日晴れ、花粉が多いそうだ。俳壇が届く。老いし身へ如何[いか]が如何がと春迫る(北原喜美恵)原罪に余罪を重ね猫の恋(藤嶋務)を書き留めた。“春迫る”が心情を見事に表してしていると鑑賞させて頂いた。日向ぼこコスパもタイパも嫌ひなり(無京水彦)の“タイパ”が解らずネットで調べたらタイム・パーフオーマンスの略だそうだ。昼飯喰って、一息入れて、...
View Article(巻三十六)糟糠の妻なれどまた冷奴(石井千里)
(巻三十六)糟糠の妻なれどまた冷奴(石井千里)3月20日月曜日晴れ。今週は菜種梅雨で明日からは雨模様とか。細君は今日しかないと通帳の記帳に出かけて行った。昼はカップ麺(チキンラーメン)とパック赤飯。昼飯喰って、一息入れて、散歩。桜通りで桜を見上げ、クロちゃんを訪ねたが不在。稲荷のコンちゃんは今日も餌が貰えなかったようで至極愛想がよい。しかし、それは可愛いというのとは少し違うなあ。さと村も雨が降ればご...
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