(巻二十七)八月の遺書を書くように俳句書く(田中悦子)
11月15日日曜日
本日も好天である。シーツ2枚とタオルケット1枚を洗濯いたす。今朝は雀が飛来せず、ちょっと寂しい。チュンチュンと騒がしいのもよいものだ。ベランダにパン屑でも撒いてお近づきになりたいが止めておこう。
シーツは午前中で乾いたがタオルケットはまだまだだ。日射しの強さが夏とは違う。結局タオルケットは取り込んだあとでストーブで乾かした。
秋深し焔の芯に置く土鍋(大塚迷路)
散歩:
図書が届いたと知らせが入っていたので駅前まで出かけた。予約してから届くまでの日数にバラツキがあるので借りた本がまだ読み終っていないうちに次が来ることもある。なかなか思い通りには事は運ばない。
今日はUロード商店街から駅前へと歩いた。その中程の所で、鉦と太鼓と踊りの一隊が騒々しいとも云える芸を披露して人を集めていた。伝統と前衛が融合したというのだろうか、今風と云えば今風の芸である。
鉦叩たたき損じをさとらせず(鷹羽狩行)
人々の関心が一隊に集まったものだから、人気者であるはずの『こち亀』の両津勘吉さんはたこ焼夜の店頭で一人缶酎ハイを仰っていた。暇をかこつているものだからカメラを向けたらやたら愛想がよい。
裏返る自負の暗みに亀鳴けり(老川敏彦)
駅前に出ると道化師の衣裳に化粧の人などもおり、なんじゃ?と思った。駅前公園でふりーマーケットと第二回パフォーマンス大会と云うのが開催されていたのだ。人が大勢屯っているのでおっかなびっくり中に入ってみたが飲食のストールはない。趣味同好の人たちが自作の作品などを売っていた。食べ物が売られていないためか、隣接するドーナツ屋に長い列ができていた。
西日中世辞も値に入れ小商い(大塚良子)
イベントがあるからでもないのだろうが、好天の日曜日の午後、駅前の人出は多い。
本を借りて、ポンパドールにフランス餡パンを買いに入ったが、入口に餡バターロールなる珍品が同じ165円で出ていたのでそれにしてみた。
そこから生協まで歩き米二キロを買って帰宅した。
本日は六千百歩で階段は2回でした。
朝日俳壇:
捨案山子安堵の顔をしてゐたり(山本けんえい)
まんまるな月を四角な窓に見る(広川良子)
身に入むや夫ふともらす一言に(永森ケイ子)
を書き留めた。終ることでやっと安堵を得られるのでしょう。身に入む句でございます。
願い事-叶えてください。
パンは柔らかく、餡バダの絡みは美味し!いつまでこういうものが頂けるのだろうか。頂けているうちに消えねば
捨案山子安堵の顔をしていたり(山本けんえい)