(巻二十七)煮凝や余生のかたち定まらず(川崎益太郎)
11月4日水曜日
細君が生協の帰りに郵便局に寄って年賀葉書を買ってきた。雷門の絵柄のものがあったと浅草生まれは喜んでいる。
私も5枚ほど出すが、コンビニの挨拶文印刷済みのを買うことにする。割高ではありますが、余白を埋める必要がなく楽であります。要は「まあだだよ」と伝えるだけですから。
欠伸して鳴る頬骨や秋の風(内田百鬼園)
故あって、住民票が必要になり区役所の駅前事務所に出掛けた。
1枚を交付していただき300円をお納めしたが、深々を礼をされて“ありがとうございました。”と云われると返って恐縮してしまう。
写真付公的身分証明に住基カードを使っているが、いよいよ失効まで1年余になった。他にないのでマイナンバー・カードを申請するしかない。申請手続きを伺い、用紙を頂いた。
ナンバーを洩らすなとか、いろいろ危ないこともあるやに聞くが、そんなに危ない代物なのだろうか?
紛失した場合は警察へ届けて、それから24時間受付に報告するのが手順のようだ。
悪用されるとは、具体的どのような悪用がされるのだろう?と調べてみたが、カードを使っての成りすましのリスクかな?住基カードも落として悪用されれば同じリスクがある。よく判らない。
本日は七千四百歩で階段は2回でした。
今日は
雪月花わけても花のえにしこそ(飯田龍太)
少年の見遣るは少女鳥雲に(中村草田男)
に出逢い、巻四十三の四句目、五句目に書き留めた。巻四十三の巻頭は
たぐひなき名をもち月のこよひかな(良基)
にした。
願い事-叶えてください。不確しかな老後をダラダラと生きるのは怖い。しかし、老後と云わず渡っている世の中に確かなものはないな。