(巻二十七)垂れ込めて腹くだしたる我鬼忌かな(石田波郷)
10月25日日曜日
生協に出かけた細君が単価30円を切った(30枚で700円)マスクを買って帰ってきた。
ついでに花屋でフォックス・フェースも買ってきた。
寝る前に、そのフォックス・フェースに手を合わせて御加護をお願いしている。フォックス・フェースもお稲荷さんにされてしまった。
下町はどこにも稲荷いてふ散る(上井正司)
散歩:
高校コースを歩いた。修徳のピッチでは少年たちがピッチの外周を走っていた。10周が課せられているようで初めのうちは余裕が見えたが、5周を超えると黙々と走るようになる。走るのだけを見ていてもつまらなくなり7周辺りでピッチを離れた。
練習試合でも、試合形式の練習でもいいから、試合を見せて貰いたいがなかなかその機会が訪れない。
あきかぜのなかの周回おくれかな(しなだしん)
リハビリ病院の前のさくら通りでは老人患者と付添い看護師が歩行練習をしていた。爺さんは結構早足であったが、ちょっと色っぽい付き添いだったから気合いが入ったのかな。
灰になるまでであるぞ。
怪しきは公家の早足枯野道(奥田筆子)
本日三千七百歩で階段2回でした。
朝日俳壇:
今週の細君の星印は、
生涯を妻に頼りて豊の秋(服部康人)
でございました。
頼っている訳ではないが、通帳から保険証、おかずに箸をつける順番まで何から何まで自分で管理しないとの気が済まないタイプだから、家内円満のためにグウタラしているのだ。
他に、
放蕩も無頼も無縁濁り酒(平松洋南)
秋深みゆく一雨に二雨に(奥田好子)
を書き留めた。
病院へ帰す夫の背秋の風(青野優子)
は気掛かりな句でございます。御大事に。
願い事-叶えてください。迷惑をかけたくございません。況してや巻き添えには出来ません。もういいやと思った時が寿命でございましょう。
うかうかと生て霜夜の蟋蟀(二柳)