(巻二十七)春の日や踊おのづの身のこなし(久保田万太郎)
10月8日木曜日
区役所が無料でインフルエンザの予防注射をしてくれる。今日の午後3時がその予約日時なので風雨ではあったが駅前クリニックに出かけた。
受付で問診票を提出したが、作成日と接種同意の○付けの2ヶ所に記入漏れがあり呼び出しされた。ボケてきたのだろう。
医師の問診を受け、普段は見かけない三十がらみの小柄美形の看護師さんに前屈みになって注射していただいた。チャンスはあったのだが、ちょうど注射針が射し込まれるポイントの延長線上に存在しているので怖くて視線を送れずであった。
手の甲にメモあるナース菊日和(工藤文子)
予防注射のあと、図書サービスカウンターに行き、貸出し可能になっていた『永井荷風「四畳半襖の下張」惣ざらえ - 高橋俊夫』を受けとりました。
『四畳半襖の下張』の本編も全文掲載されていて、
《今年曝書の折ふと廃?の中に二三の??を見出したれば暑をわすれんとて浄書せしついでにこの襖の下張と名づけし淫文一篇もまたうつし直して老の寝覚のわらひ草と(は)なすになん
大地震のてうど一年目に当らむとする日
金阜山人あざぶにて識るす》
と始まっております。
秋ちかき心の寄るや四畳半(芭蕉)
本日は三千八百歩で階段は1回でした。
願い事-叶えてください。
長生きしたくて注射してるわけではない。
同居人があんたはどうでもいいが私にうつすな!と予防注射を同居の条件とするのである。