(巻二十六)踏切のなくなる工事立葵(竹内宗一郎)
8月27日木曜日
午前中に郵便局へ出かけた。見上げれば雲がわき上がり、やや不気味である。
悪知恵の膨みに似て雲の峰(能村研三)
夕方は床屋に出かけた。待つことなく着席。おばさんは暇だったせいか少なくとも無愛想ではなかった。
西日中世辞も値に入れ小商(大塚良子)
仕事は手早くさっさと15分で終わり。仕事をしたくてもこちらに材料がないのだから仕方ないか。
冷まじや鏡に我という虚像(細川洋子)
そう、全ては幻だ。
本日は四千六百歩で階段二回でした。
願い事-叶えてください。
今晩も月見を致す。月の8時の辺りにはっきりと木星が輝き、月と木星の延長線上にやや暗い土星が煌めく。
死ぬほどのことでもないか月見草(鳴戸奈菜)