(巻二十六)すこしづつ死す大脳のおぼろかな(能村登四郎)
7月19日日曜日
久しぶりに日が射した。散歩はBコースにしたが汗をかいた。この季節はなかなか快適な散歩にならない。
四千百歩で階段二回でした。
箪笥を開けて背広を出して黴の点検を致した。早期発見でブラシがけ程度で済んでいる。
色の濃い滑らかな生地を好むらしく、礼服の裏がハイリスクだ。
箪笥に入れてある吸湿剤の“水取り象さん”が水を随分と吸収している。黴も蔓延ろうと云うものだ。
菜の花や象に生まれて芸ひとつ(佐藤博美)
高校球児の声が漂ってくる。あまり近いとうるさいのだろうが、漂ってくる程度であり宜しい。(写真は過日雨の合間にグランドを整備しているところの一撮です。)
石拾ふことに始まる畠打ち(太田英友)
細君のラジオから流れてくる相撲実況放送はややうるさいが、慶ぶべきことだ。
炊事:手羽と大根のスープ。
大根は皮を剥いて銀杏切り、やや厚め。
中鍋にお湯カップ4杯、コンソメ半袋を入れて火をつける。大根を入れる、湯通ししながら手羽を入れる。灰汁を取りながら15分くらい煮る。大根を箸で刺してみて通れば味付け。味付けは塩と胡椒で胡麻油を垂らして風味とする。
これは三回目になるので大体できる。
庖丁の片袖くらし月に雲(其角)
朝日俳壇:
細君の選、
紫陽花の輝き雨の化粧水(本松健治郎)
夜濯のマスクを星に吊しけり(相馬晃一)
私の選は、今週はなし。
願い事-叶えてください。