(巻二十五)不満げな妻の相槌走り梅雨(本杉康寿)
4月17日金曜日
(散歩と買い物)
本日は北に歩いて地域病院の前(写真)まで行ってみた。あたしに関係ある診療科は揃っているが、ちとデカ過ぎるような気もします。以前お世話になった場末の中堅病院で往生させていただければそちらの方を望みます。
八月の大病院の迷路かな(中込誠子)
三十、四十でどうしても生き延びなくてはならないのなら、大病院に入れてもらって最善を尽くしてもらわなくはならないが、余生もここまで来れば上手に死なせてくれるホスピスのような病院に入れていただくのがあたしの願いです。
菊枕してホスピスに入る積り(佐滝幻太)
駅前を避けて人通りの少ない路地を歩きましたが、個人経営の飲み屋の自主休業が目立ちました。
本日は七千六百歩でした。
買い物はすべて生協で買えました。パスタがやや品薄ですが、インスタント麺は大丈夫で米は十分積んでありました。
食パン菓子パンがやや品薄に見えたので隣りのドラッグストアーはいかがかと覗いてみましたが、そちらには十分ありましたので配送の切れ目かなにかでしょう。
米、インスタント麺、パスタは買いだめができるでしょうがパンは生鮮類似だから買いだめはできないのではないかなあ?
パンにバタたつぷりつけて春惜しむ(久保田万太郎)
病院と食パンが重なったので病院食のパンのことを思い出しました。
お粥から普通食に戻るときに朝食はご飯とパンのどちらがよいかと希望を訊いてくれた。勝手にパリパリしたトーストをイメージしてパンをお願いした。
ところが出てきたのはビニール袋に入った蒸して温めたような食パンでパリパリというよりはネバネバとした食感でした。
食パンをトーストにして大勢の給食として供するのは困難極まるのですから、イメージしたあたしが阿呆でした。
退院した日の帰宅途中で喫茶店に入りトーストをいただきました。
退院できたからトーストを食べられましたが、出来なかったら「パリパリのトーストを食いてえ!」と未練
を残したのだろうなあ。
トーストで済ます朝食夏つばめ(羽吹利夫)