(巻二十五)みこまれて癌と暮しぬ草萌ゆる(石川桂郎)
4月9日木曜日
(散歩と買物)
花屋さんからミカンちゃんは根付いたからいつでも取りに来てくださいと電話があった。一週間くらい様子を見ると言っていたが、色々と都合があって引き取れることになったのだろう。
土は半分くらいしか使わなかったことと、細君がお菓子(千円程度)を進呈したことと、時々花を買っていること、などが重なったようで、請求額は税込で五百五十円でございました。
元代表の北沢氏は奥戸の生まれ育ちらしいが、葛飾区をラテンの雰囲気ある町とラジオ(FM葛飾)で言っていた。花屋さんとのやり取りもこの場末の町らしいものでございますね。
首尾問へばまずまずの出来松手入(高澤良一)
花屋さんに寄る前に駅前まで歩いてみた。新道の車の交通量は大分減っている。駅を常磐線が通過して行くが乗客がいないように見えた。
他方、駅下の商店街は賑わっていた。特に肉屋、魚屋、八百屋に人が集まっていた。食堂系はプロントを含めて全てテイクアウトだけの商売に切り換えていた。ここ駅下商店街の営業時間は10時から18時に短縮される。
下町の閉店通り黄砂降る(鶴賀水)
先行き不透明、先行き不安に追い詰められる。
義妹の姑は独居だそうだが、心配が高じて心が不安定になっているらしい。義妹が電話で話を聞いて落ち着つかせているという。
細君は不安の解消のためか、モール、スーパー、量販店、家電メーカーなどに電話している。営業見通しを聞いたり、家電の操作や取り扱いを改めて教えてもらっている。誰かと話をすると落ち着くのかもしれないが、ご迷惑をお掛けします。
どうも願っていた終末が叶わないようだ。脱線してしまう前に決着することは出来ないないだろうか?
落ち込む間もなく、あっけなく終わりたい。
四面楚歌なる余生もち梅雨長し(愛宕翠晃)