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(巻四十一)あきかぜのふきぬけてゆく人の中(久保田万太郎)

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8月20日火曜日

晴れ。湿度は昨日よりはマシ。朝家事は特になしだが、蛍光管製造中止のニュースが流れたとかで予備管はあるのだが更なる備蓄・買い溜めに行かされた。開店直後に入店し、残っていた所望の規格の3本を買い占めた。無くなると言われれば買い急ぐ。危機・災難に対する刷り込み的な反応だから仕方がないが、火葬場が無くなると流せば死に急ぎが出て高齢者問題が解決するかも。そう言えば、お米売り場が大縮小されて、空白になったスペースにはパック餅やカップ飯を並べて取り繕っていた。この先お米の供給が見込めないとの判断だろう。それならば、と、残っていた秋田コマチの無洗米2キロ袋も籠に入れた。

一度帰宅後、いつものように図書館、お稲荷さん、コンビニ、生協と歩いた。図書館では2冊返却。予約本が2冊届いているが手元に時間の掛かりそうな本が2冊あるので今日は引き取らず。お稲荷さんでは昨日拾得した壱円に50円足して献納した。祈願の内訳は、私のポックリ御陀仏に十円、細君のしゃっきりに十円、豊作に三十一円也。コンビニから生協の向かう途中で都営住宅を横切るのだが、ここに美猫で地域猫のクロちゃんがいて、久しぶりに対面した。私の散歩時間が午前になったこと、クロちゃんの避暑の場所が通路から離れていることもあり、二週間ほど顔を見ていなかったが今日は自転車置き場の日陰にいた。「その方、生きておったか!」と声をかけると走り寄ってきて親愛の情を示してくれる。背中を撫ぜ撫ぜし、首の周りを掻いてあげて旧交を温めたあと、散歩鞄に常備の舐める猫のスナックを指先に付けて召し上がっていただいた。賢い猫だからパトロンの5,6人は居るだろう。それでも、もし私に遺産というものがあれば息子なんぞには渡さずにクロちゃんに譲りたい。猫に癒されたあと生協に入り、先ず猫のスナック「CIAOチャオちゅーる(まぐろ)」を籠に入れた。野点にはイカとニンニクの芽の甘辛和えを選ぶ。いつものベンチでは老作業員が早昼を食していたので公園の石垣で野点といたした。少し離れた石垣では巨大な尻をした白人のねえちゃんがパソコンを拡げてお仕事の様子。イカ美味し、ニンニクの芽美味し。社活は探しても空き缶1個のみ。

昼飯喰って、一息入れて、コチコチ読書。今日は

自殺できて安堵しております ― 西部邁」私の死亡記事 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33934341/

をコチコチ読書した。昨日は、

「すべては幻想だった ― 岸田秀」私の死亡記事 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33933279/

を、読んだ。岸田氏の「唯幻論」が解っているわけでは全くないが、「唯幻論」という響きに魅せられて理解の糸口を探していたところ、

「「ものぐさ精神分析[増補新版] ― 岸田秀」の解説 ― 伊丹十三」中公文庫 「ものぐさ精神分析[増補新版] から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33923126/

で、伊丹十三氏の解説を読み、「唯幻論」理解への光明を見出したところである。

今日はシャッフルで、

Steve Brusette on the fall of dinosaurs and the rise of mammals
https://www.bbc.co.uk/programmes/m0015499

を聴いた。恐竜絶滅から鳥類への話。最後に哺乳類。聞きやすい英語でありました。

夕飯は鶏を茹で、鰤をレンチンいたす。腹を空かせておかないと喉を通らない代物だ。

 

願い事―ポックリ御陀仏。知らずに仏。

逝くまでを俳句と少しの冷酒と(寺嶋龍)

 

昨日はブログ「随筆筆写」に43人の方が訪れ、58のアクセスがあった。

トップはアクセス7で、

「東京-大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと - スズキナオ」

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32451963/

2位(アクセス6)は

サザエさんの性生活 - 寺山修司」角川文庫 家出のすすめ から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32296453/

3位(アクセス5)は

「死亡推定時刻はどう推理する? - 上野正彦」朝日文庫 死体の教科書 から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33674142/

4位(アクセス3)は

葛飾新宿 - なぎら健壱ちくま文庫 東京昭和30年下町小僧 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32307100/

「筆まかせ(書抜其の一) - 正岡子規」 岩波文庫 筆まかせ から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32327438/

6位(アクセス2)は、

「詩の翻訳について(抜書) - 萩原朔太郎」日本の名随筆別巻45翻訳 から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32391525/

「「羅生門」 - 黒澤明」日本の名随筆別巻63 芸談 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33686541/

「死に時のすすめ ー 久坂部羊」日本人の死に時 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33770117/

その他、

漕代駅 - 大辻隆弘」ベスト・エッセイ2023 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33367022/

に「いいね」が入っていました。「死に時のすすめ ー 久坂部羊」が読まれていましたので、

「臨終徒然草 - 山田風太郎ちくま文庫 半身棺桶 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32321621/

を紐づけ致しました。

「が、客観的にみれば、遅過ぎる死が多いように見えるのは、どうしようもない。私の「図巻」を見ても、八十歳ないし八十五歳を越えると、特別な例外を除き、ただ生存しているだけという例が多いように思う。」

とお書きになっている。

 

 


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