11月22日水曜日
(巻三十八)句を作るひとり遊びの秋の暮(岡本眸)
晴れ。いいふうふうの日とかで、朝一でいい子にしていろと注文がついた。
朝家事は掃き掃除と綿毛布の洗濯手伝い。やや厚い毛布だが好天で一日で乾きそうで何よりである。
昼飯は昨日細君が買い帰った焼売といつもの納豆。ただし、昨日は飯を炊かなかったのでパックの白飯となった。11月が賞味期限のパックがさらに3パックあるのでパック飯が増えそうである。まッ、災難がないからで、ありがたくいただきましょう。
待つとなき天変地異や握飯(三橋敏雄)
買って帰ったのは焼売だけではなく、ウールのセーターもお買いになられたようである。ウール物が大変値上がりしているとの由。着るもの、食うもの、寝るところ、贅沢とか、特に見栄とか他人との比較はバカらしい。自分が嬉しがっているのだから、自らをもって由ということであるな。
その彼奴が昼寝から起きてきて洗濯した綿毛布の取り込めとか郵便受けを見て来いとか、仰せに従う。
郵便受けには会社からの給与振り込み通知が届いていた。ありがたい、ありがたい。「お父さんくらいの人たちがみんな働いているわよ。」と外出から戻った彼奴がチクリと云うが、まだ一応、五万、十万は上積みしている。
で、散歩に出掛けた。稲荷のコンはやはり可愛くない。二袋目を残してシャアーシャアーと立ち去った。やはりコンには二袋目はあげないようにしよう。都住のクロちゃんは不在だったが、隣接する公園に若い白い猫がいた。呼び止めてスナックを置いて距離を空けたら美味しそうに食べたので、二袋目を置いた。これも食べた。猫は苛めた奴の顔を忘れない代わりにスナックをくれた人の顔も忘れない。ゆっくりといい関係を作ろうと思う。
で、今日もまた散歩の締めに亀有新道沿いの「八起」に立ち寄る。奥の席で飲んでいた粋なおじさんが「手すきのときに同じので」と6時までは一人でがんばるおばさんにお願いしていたが、「手すきのときに」はいい言い回しだ!
今日はニの酉だとか、
しあはせは小ぶりでよろし熊手市(市川稲舟)
ポケットのなかでてつなぐ酉の市(白石冬美)
再聴。
BBC, the Food Chain, Inside the minds of our kitchen gadgets.
https://www.bbc.co.uk/programmes/w3ct1rfp
再読。
「近代日本の作家の生活-1 - 伊藤整」岩波文庫 近代日本人の発想の諸形式 から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32301672/
願い事-ポックリ御陀仏。元気に御陀仏。
捨て案山子安堵の顔をしてゐたり(山本けんえい)
死の欲動だが、分かるなあ。