10月28日土曜日
(巻三十八)次々と難癖つけてちゃんちゃんこ(宮嵜亀)
曇り。朝家事は洗濯。
午後は2時から散歩。図書館で7冊借りた。数十人待ちだった図書が届いたりしたのでこの冊数となった。
猫を巡礼。三猫とも健在で遊んでくれた。
帰宅して夕食の調理補助をいたす。コロナ接種で腕の上がらぬ細君が側に立ってああせい、こうせい云う。云われた通りに野菜を切り、肉を焼く。写真は作品。
およそ一時間の家事のあと、借りてきた『角川俳句10月号』を捲り、一巡で以下の句を書き留めた。
断崖をもつて果てたる花野かな(片山由美子)
わか恋は人とる沼の花菖蒲[あやめ](泉鏡花)
曲者の汗もかかざる遅参かな(橋本栄治)
日も月も音なくめぐり蟻地獄(仙田洋子)
人の目が仲を疑ふところてん(井上論点)
生類の端にノミダニそして人(田代青山)
すき嫌ひなくて豆飯豆腐汁(高浜虚子)
10月号には『全国結社マップVol1東京』という面白い企画があった。
各俳句結社を拠点、最長年・最少年、信条、句会の月例数・場所、どういう人に向いているか、主宰・同人の句、年会費という項目を立てて簡単な自己紹介を載せている。年会費は一万円から二万円の間で、ホトトギスの二万二千八百円が最高のようだ。
東京には54結社あるようだ。
その中で異彩を放っているのが『豈[あに]』で、その『豈』の自己紹介は、代表:築紫磐井、拠点:東京、年齢層:不明(調査したことがない)、信条:昭和五十五年、攝津幸彦を始め十六名により創刊。現在七十名の大所帯同人誌。アクティブでラジカルな表現の場を目指す。(原則として同人募集はしていない)、句会の月例数・場所:隔月の奇数月「最終の土曜日」が原則で時間は午後一時~五時まで。会場港区・白金台いきいきプラザ(会費五〇〇円)、どういう人に向いているか:①過激な後期高齢者②その他、代表・同人の句:寝て起きて私生きてて春立ちぬ(池田澄子)、会費:千円(一回刊行当たり)[季刊]
英聴は、今週の番組から在庫に組み入れた
BBC, Sliced Bread, Motion Sickness Remedies
https://www.bbc.co.uk/programmes/m001rgwh
BBC, The Bottom Line, In Denial
https://www.bbc.co.uk/programmes/m001rq70
を聴いている。
再読は、
「“眼” - 王貞治」文春文庫 91年版ベスト・エッセイ集 から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32299724/
願い事-ポックリ御陀仏。元気で御陀仏。
うかうかと生て霜夜の蟋蟀(二柳)
ということにはなりたくない!