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(巻三十四) 田の鷺の思惟か祈りか冬に入る(羽根嘉津)

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(巻三十四) 田の鷺の思惟か祈りか冬に入る(羽根嘉津)

 

9月17日土曜日

家事なし。自分用の買い物に生協に出かけて、納豆、牛乳、ヨーグルトの他に自分の台風対策用に割れ煎餅二袋、一口和菓子10個入り一袋を買う。和菓子は在庫が一袋あるから備えは十分だ。

酒さかな揃えて台風待つとせる(川名将義)

昼飯喰って、昼寝して、散歩。

都住2で花子を訪ねるがパトロン婆さんだけで猫は不在。そこから湯屋の前に出ると湯屋の始まりを待つ友達婆さんがいて挨拶を交わす。

桜通りに出て、二丁目を歩いて行くと“前津会”の法被を着た爺さんたちが、交通整理をしていて神輿を担ぐ掛け声も聞こえてきたのでので掛け声の方に向かう。町内会の神輿らしく細やかではあるが、そこがよろしい。

人間の為すまま神輿揺れていし(大牧広)

環七を渡り、香取神社を挑むがたいそうな人出で屋台も随分と出ていた。3年ぶりのせいか、随分意気込みがちがうように感じる。

夜店の灯得体の知れぬもの旨き(神野志喜三江)

香取神社を外から参拝して、駅前の仲町アーケードを歩いて行くと普段は刺身などの小売りしかしていない活々水産が席を設けて飲ませているの入ってみた。小学校の机のようなテーブルが5、6脚で詰めても10人で一杯か。品書きを見ると「お通し刺身500円」とあり、これは必須のようだ。日本酒も手頃なところ、600円から800円辺りが10種ほど揃えてある。 お通し刺身で酔鯨を頂く。お通し刺身なかなか由(一撮)。乾き物で300円騙し取られるより遥かに心持ちがよい。お通しで一合のあと、鯵刺しでもう一合、二号目は高橋三千綱氏の随筆にあった「三千盛」があったのでそれにしてみた(一撮)。鮮魚、刺身は贅沢品になったからこれで2700円は仕方あるまい。店を出て写真を撮ろうとしたらやたら愛想のよい店のねえちゃんが撮ってくれるというので撮ってもらった(一撮)。

https://nprtheeconomistworld.hatenablog.com/entry/2022/03/25/092816

日曜日は2時から飲み屋にしているとのことだ。駄酒を飲まないでここで週一というのがよいかもしれない。

帰りに都住3を通り抜けると藤棚の側で猫婆さんがサンちゃんとフジちゃんに食事を与えていた。

願い事-瞑目。無法松も悪くないなあ。

諸行無常

諸法無我

一切皆苦

涅槃寂静

2合も呑むと読書、聴取、何も集中できなくなる。寝ることにした。

あれだけ無茶をしていた高橋三千綱も72歳あたりまで永らえたらしい。余命というのは分からない。


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