(巻三十二)諌めつつ繋ぎ居にけり猫の恋(炭太祇)
3月9日水曜日
確定申告に税務署に出かけた。ネットでも申告できるが、年に一度立石近くの中川沿いを歩くのもよいものだ。
8時半過ぎに税務署に到着し、入場整理券(66番)を頂く。9時半からの枠になるので小一時間ある。直ぐ裏にある中川の堤防に出て、水際沿いの遊歩道に下りて、ベンチに座り間近にある川面など眺めて、無常だなあと感慨に耽る。
https://nprtheeconomistworld.hatenablog.com/entry/38700891
9時15分ころ署に戻り陽溜まりに他の老納税者と共に佇んでいると、番号の点呼が始まり、9時半の第2グループとして9時25分に庁内に誘導された。受付の脇を通ったので何番まできたのかチラッとみると414番まで進んでいて予定時刻は午後1時半になっていた。やはり9時までに着くかどうかが分かれ目だったわけだ。
申告は二段構えで、一段目が下拵えだ。源泉徴収票3枚を収入書類として提示し、控除資料として細君の源泉徴収票、国民健康保険料納付控、医療費明細書を提示した。
テキパキとした女性担当官が下拵えしてくれた。毎年のことなので自分で計算しておけばよいのだが、医療費明細が去年の11月から今年の4月までの1枚と5月から10月までの1枚に分かれている。越年して記載してあるので去年の分を減算しておかなければならないが、そこが面倒だ。しかし、考えてみれば毎年11月と12月の医療費は控除対象にしていないわけだ。来年はそこも領収証を取っておいて控除額に入れよう。反対に高額医療費で還付を受けた部分を差し引いていないので過大な控除請求額とも云えるかな。
とにかくテキパキと拵えて頂いた書類をもって入力部屋へ移動し、申告入力をいたす。
二段目の入力指導員のおばさんはバイトらしく、入力の指導はバッチリなのであるが、医療費控除額の前年分の除外と自己負担の列の確認に手間取り、本官の応援を受けていた。一昨年は医療費総額と自己負担額を取り違えて入力して申告して再申告となった。今年のバイトのおばさんもそこのところが怪しいので、こちらもしつこく確認を求めたのであります。
一通りの入力を終わり、申告のセンドをしたところ六千余円の還付との御告げでございました。
10時15分ころ、作成した書類を打ち出し、投函して庁外に退出いたす。外にはかなりの人が順番待ちをしていた。
確定申告終へて風船飛ぶ方へ(小木曽あや子)
願い事-生死直結で叶えてください。コワクナイ、コワクナイ。この先を生きて行くのは怖い怖い!
長寿税有るやも知れず亀鳴ける(伊藤杯紅)