(巻三十二)地吹雪や絶版の書が店先に(辻桃子)
2月19日土曜日
雨水だそうだ。まだ雨は降りだしていないが予報では3時ころから雨らしい。細君はウエルシアと生協に出かけた。
11時過ぎからFM葛飾に固定しているダイヤルをNHK第一放送に合わせた。机上の発電機能付き防災ラジオはダイヤル選局なのだ。今日は俳句で池田澄子氏が登場されるので聴いてみることにした。先ずお声がお若い!俳句の方ではクタバリそこないのような句がありますが、近々クタバルような声ではないし、仰っていることも元気一杯だ。投句などの際に五七五の間を空けるのは良くないと仰っている。
アナウンサーさんは
じやんけんで負けて蛍に生まれたの
を池田澄子氏の代表句のように紹介していたが、私は二昔くらい前に、
前ヘススメ前ヘススミテ還ラザル
を衝撃的に書き留めた。
近年の作だと思いますが、
目覚めるといつも私が居て遺憾
大年や黄泉を思えば行きたくなる
というクタバることを視野に入れた句にも共感しています。
アナウンサーさんによれば今日の投句数は記録破りだとか。
午後の散歩を逡巡したが、煎餅の在庫に不安があるので出かけることにした。先ず図書館に向かい返却と貸出しを受けた。図書館への往きにクロに一袋、復りに茶トラに一袋振る舞った。寒く雨の降りだしそうな空模様なので猫たちは籠っているだろうと思ったがウロウロしていた。そろそろ恋の季節かな。
図書館では3冊借りた。うちの『誤植読本-高橋輝二編著』の中に富安風生の《僕のらくがき》という一文があり、これはコチコチ読もうと思う。
着ぶくれて浮世の義理に出かけけり(富安風生)
帰りに生協でどら焼と胡麻煎餅を買って帰宅した。帰宅のころ、2時半ころポツリポツリと降りだした。(写真は昨日の一撮)
願い事-生死直結で叶えてください。コワクナイ、コワクナイ。
https://nprtheeconomistworld.hatenablog.com/entry/2020/02/13/082755
を読み返した。