(巻三十二)カステラにフォーク突き刺す秋思かな(土居小夜子)
1月17日月曜日
細君が生協に出かけ、干し芋を買ってきてくれた。飴色の干し芋が三枚、ビニールの袋に丁寧に納まっている。夕方、いただいたが甘味はそれほどない。茨城産で紅はるかという芋らしい。
毛布が干せる陽射しではないが、風がないので中川土手まで散歩に出かけた。海鵜らしきが一羽悠然と川の中央を下っていた。独り航くのはよい姿である。
このコースを採るとアリオから亀有銀座の串焼き本舗になる。串焼き本舗の姉ちゃんは二十六とか聞いたが、なかなかの人だ。いや美人とか云うのではなく人当たりにそつがない。
帰りに生協に寄り自主管理品目である牛乳、納豆、ヨーグルトを買わんとする。牛乳、納豆の賞味期限は十分だが、ヨーグルトは残り1パックで期限も近いので見送った。レジのあと台で袋に詰めていると横で老女二人がスイミングクラブの話を始めた。元気である!前向きで肯定的だ。
冬温し面白がつて生きてゐる(森木道典)
願い事-でも生死直結で叶えてください。コワクナイ、コワクナイ。嫌なんです。
目覚めるといつも私が居て遺憾(池田澄子)
先週のBBCの番組からは
BBC CrowdScience Are big-heads smarter?
https://www.bbc.co.uk/programmes/w3ct1prm
と
BBC The Food Chain Sleep, eat, repeat?
https://www.bbc.co.uk/programmes/w3ct1rgv
とを聴いてみることにしたが、なかなか難解であります。
今日は
Crowd Science Why do we get bored
https://www.bbc.co.uk/programmes/w3ct1prl
の書き取りに挑んでいるが、穴が空きすぎて形にならない。いつか聞き取れるかも知れないが、そのために長生きをしたいとは全く思わない。
ぴつたりとしめた穴だらけの障子である(尾崎放哉)