(巻三十二)東北は上下に長し寝冷腹(松本勇二)
1月6日木曜日
小寒、寒の入り、立春まで寒中か。寒い。でも東京の場末の寒さなど東北・北海道に比べたら屁みたいなものでしょう。現にストーブもエアコンも点けずに部屋でなんとか過ごしている。重ね着もまだ一枚余裕があり、我慢できなくなったら厚手のパーカーを着ようかと残してある。
重ね着の中に女のはだかあり(日野草城)
お昼頃ゴミを集積場所まで持って行ったが、サラサラとした雪が舞い始めていた。当地には大雪注意報が出たと顔本のFM葛飾が伝えてきた。
そんな午後、リハビリ病院の内科の予約があり3時前に雪のなかを出かけた。病院まではたかだか5分弱だが滑らぬように腰を落として歩くのは難儀と云えば難儀だ。
旅人と一目で分る雪の道(小川龍雄)
病院に着き、重ね着とマフラーを脱ぎ血圧を測ると140-90であった。息を整えてから測れば多少は下がるのだろうが、どうせ病院の血圧計は高め設定されているようだからいい数値は出まい。
外来患者も僅で、薬局を含めて30分ほどで終わる。病院も、帰りに立ち寄った生協も、入口付近の雪掻きを始めていて、生協のおじさんは融雪塩の袋も運び出してきた。
葛飾区からは、転ばぬようにとの注意喚起メールが来た。
花に酌み月に酌みさて今日は雪(渡辺純枝)
うづみ火や我かくれ家も雪の中(与謝蕪村)
いくたびも雪の深さを尋ねけり(正岡子規)
雪の日や雪のせりふを口すさぶ(中村吉右衛門)
今夜はホット・ウイスキーにしようかと、焼き物のタンブラーを用意した。
願い事-生死直結で叶えてください。コワクナイ、コワクナイ。
潔き死ならば死ぬ冬旱(茨木和生)
潔きなんぞと生意気は云わないが、苦しみながら生きていたくもない。耄碌して生きていたくもない。もう耄碌しているのかも知れないが、分からないのは耄碌してしまっているからだろう。
https://www.bbc.com/worklife/article/20220104-future-of-work-2022?ocid=liwl
を読んでみた。
become a relic=遺物になる。
Given the way the current labour market shifted to employees, pre-pandemic work structures are likely to become a relic.
gain traction=勢いを増す、弾みがつく。
A call for shorter workweeks and condensed hour has been gaining traction around the globe.
一昨日の
とは、論調がことなり、被雇用者優位のようなことが書いてあるが、一部の特殊技能を持っている人のことであろう。しかし、あの中間管理職という職階はいつなくなるのだろうか?そちらの方が重要だと思うのだが。