(巻三十)近松忌響(とよ)む高架を上に酌む(秋元不死男)
9月17日金曜日
悪い夢も見ずに眠れたが、朝の血圧が127-78だった。127は久し振りだ。メンタルの部分が影響するのだろうか。
昨日先生から脂っこいもの、ほうれん草、紅茶などは石を作る素だから気を付けるようにと云われた。朝飯のパンを焼きながらTea Bagをカップに浸して、いけねえ!と一時逡巡したが、死ぬときは死ぬのだと思い直した。
飲めば生き飲まねば死すと寒見舞(福田甲子雄)
眼の手術で予防接種の機会を逸していた細君がようやく今日一回目の接種の運びとなった。長期的には結構太っ腹な細君だが、日常の些事には神経質な性格だからこの数日は苛々していて、TEL友にかけまくって接種後副作用を訊いていた。
今日も何かあるといけないから同行せよとのことでその医療機関まで付き合った。
細君の接種は順調におわり、針を感じなかったと言っていた。それでも慎重派だからカロナールを600円ほど払って貰っていた。
冷房を怖るる人に付き添ひて(後藤比奈夫)
午後の散歩を軽く致した。彼岸花は自生するらしくあちこちに咲いていた。
本日は四千四百歩で階段は2回でした。
願い事-叶えて頂けるよう修行いたします。
まだ、未熟者なので定期的に医者に行き石を探してしまうが、厭世者としての修行を積んで静な死を賜りたい。
病みて知る心の弱き秋の暮(阿久沢双樹)