(巻二十八)誰かもう通り過ぎたる雪の道(川上英泉)
3月28日日曜日
朝起きて、ちょうどその時刻ころだったので掌を合わせた。マリさんたちが命日の御詣りをしている。
家事:洗濯をしたが部屋干しとなる。
散歩:昼前から降り出した。出歩かず。
朝日俳壇:
素晴しい一日だつた春愁ひ(阿部恭久)
貧家の子六十年後春の昼酒(遠藤敏明)
を書き留めた。
細君が過日花屋さんでベゴニアとその後ろの花を買ったときにおまけにくれた売れ残りの真紅の薔薇である。
薔薇匂ふいつも何かの潜伏期(橋本喜夫)
願い事-叶えてください。
色々なことが潜伏している。表に出てきたときはお仕舞いだ。突然出てきて呆気ない幕にしてください。
日おもてに現れにけり桜守(岸本尚毅)
康さんの場合は早すぎだが、終わり方としては羨ましい。