(巻二十七)老残のこと伝はらず業平忌(能村登四郎)
12月23日水曜日
顔本句会さんも承認してくれましたが、投稿作品を拝見するにちっと早まったかの感はございますなあ。時々送られてくるコミュニティー誌や金融機関の広報誌に投稿俳句の欄があり、勉強させていただいていますが、大方はそれらよりも不味い。まぐれに期待して暫く拝読いたします。
老いの句を詠みて老いけり寒椿(寺田篤弘)
散歩:
本が届いたので駅前まで歩いた。途中にたこ焼屋があるので今日は其処を一撮してみた。
のどけしや君は蛸壺僕は蛸(早川ちから)
いつもは子供や学生が屯っているのだが今日は閑散としていた。店先で食えるのであるがソフトドリンクだけしかいけないようなのでまだ試したことはない。
其処此処に冬が屯しはじめけり(相生垣瓜人)
本は都合7冊借りた。来年の14日が返却期限なので丁度よいのだが、一と捲りしたところではどうも趣味に合わない本が多いようだ。
うち一冊、《書物や文章を材料にした、あるいはマクラにふったエッセイと、ごく短い文学論と、そして書評。ここ数年のあいだに書いた短めの文章のなかから、好みにかなったものおよそ八十篇を選んだのがこの本です。》
と後記に述べられている『傑作の条件 - 向井敏』は楽しみである。『わが荷風
- 野口冨士男』も捲ってみたが、貶している。川本三郎のように無批判なのばかりを読んでいてもよくないが、貶しているのはどうも先に進まない。
向井敏の本は早速、 「大衆社会論争大概 - 向井敏」から読み始めた。山崎正和氏の
『柔らかい個人主義の誕生』を叩き台にしての評論のようである。
本日は五千六百歩で階段1回、猫は一匹であった。
雑事:
細君に待ち人からやっとクリスマス・カードが来たようで喜んでいる。待ち人と云ってもOLの時の同僚女子だが。まあ、とにかくまだかまだかと待っていたものが届き家内安全でございます。
願い事-叶えてください。
鰭酒や畳の上で死ぬつもり(亀田虎童子)
病院のベッド、ホスピスのベッドが希望ですが、即死ならどこでも構いません。