(巻二十七)何事の見立てにも似ず三かの月(松尾芭蕉)
12月10日木曜日
読書:
年末年始に読む本の貸出しを予約した。最近、取り寄せまでに日数がかかるようになってきたので早めに頼んだ。図書館の閉鎖などという事態にたち至らなければよいが。20日辺りに借りられれ
ば、自動的に返却は年越しになろう。
年つまる終りは速き砂時計(これまつみつお)
散髪:
いつもは千円のカット屋さんに行くのだが、今日は奮発して1700円の床屋さんにしてみた。多分、以前は3800円也をいただく床屋さんだったのだろうが、やむ無く値下げしての貧乏人相手の商売に切り替えたのだろう。構えも調度品もそして親爺も床屋である。親爺と息子でやっているらしい。入ったときは息子が客を相手にしていたが、すぐに親爺が奥から出てきて待つこともなく遣ってもらった。年齢を告げると座る前に身分証明の提示を求められた。一般料金は2500円のようだ。
仕事はバリカンでサッともみ上げから裾を刈ったあと鋏で調える。翁のように伸びためでたい長眉毛ではあるが、老いぼれに過ぎるとよろしくないこともあるので少し摘んでもらった。これでカットはお仕舞いだ。
千円のカット屋との違いはここからである。先ずカットのあとに洗髪がある。洗髪のあとは襟足の剃髪、そして顔をあたってくれた。最後に耳の毛を小型バリカンで始末し、ドライヤーで乾かしながらセットで一丁上がりである。
久しぶりに床屋さんに遣ってもらった。新柏にしたころ2000円の床屋さんに行っていたが、ほぼ同じようなサービスの内容だったから、文句はない。所要時間は30分弱だった。
眉寄せて日向ぼこりの下手な人(奥坂まや)
細君の話を聞くに、美容師さんは話し上手で実にいろいろなネタが準備してあるようだ。そしてネタの仕入れも婆さん相手の談話も稼業のうちで腕のうちらしい。何とかの刃と云う昨今話題のアニメもちゃんと見て話ができるようにしているらしいし、愚痴る老女に無愛想な息子の心理まで解説してくれたらしい。
理容師さんの方はお喋り一切なしであるが、これはありがたいことである。
髪刈つて軽き頭やうそ寒し(長谷川回天)
本日は六千二百歩で階段は2回でした。
天文:
細君が宇宙ステーションの通過を見ようとがんばんっていて付き合わされた。夕方の5時7分に頭上を通るということなので寒い中をベランダに出て空を見上げたが本日は曇天で空が見えず。
願い事-叶えてください。星に願いではなく、宇宙ステーションにしてみようか。