(巻二十七)一事をばはげむべしとぞ読み始む(矢津羨魚)
12月3日木曜日
散歩:
お寺さまのお告げがどうも冴えない!だからどうしたというのだ?
散歩は駅前へと歩いた。ただ寒いだけである。灰皿が駅前にしかないからそこまで歩くしかないのだ。往復歩くから五千歩を超える。タバコは誠に健康によろしい嗜好品に相成り申した。
本日は五千二百歩で階段2回でした。
読書:
Will online degrees become more ‘legitimate’? - BBC Worklife
https://www.bbc.com/worklife/article/20201125-will-online-degrees-become-more-legitimate?ocid=liwl
オンラインで取得した学位が低く見られていたが、すべての授業がオンラインになってしまったので見直されるだろうという記事でした。対面式授業を受けて大学生活を楽しみたいという方もいるらしいが、要は“楽しみたい”だけであって、ごもっともと支持する気にはちょっとなれない。
もう一つ読んだ。
BBC Article Dec.2
Lockdown isolation has been a boon for the con artists and catfishers targeting lonely Hong Kong women.
恋愛詐欺というのもあるらしい。それもあのしたたかな香港の女性を鴨るのだからこれは大した役者だ!
あやまちを重ねてひとり林檎煮る(白石冬美)
今日は木村屋の餡パンを食べた。木村屋と云えば、
《このあんパンの発明者は日本一老舗の木村屋総本店(明治二年創業)の開祖木村安兵衛であるが、彼がこれを思い立ったのは明治二年、完成したのは明治八年であるから、完成までに六年の歳月をかけたことになる。
そこで問題はこのあんパンの特色であるが、一口にいうと日本古来の餡餅の皮をパン生地にかえ、これに小豆餡を包んで焼いたもので、これなら日本人の食習慣にもピタリである。このあんパンは日本酒のもとを醗酵源としているので、日本酒の香りがあり、これなら日本人社会に抵抗なくうけいれられること疑いなしである。
維新当時のインテリの多くは漢学仕立ての攘夷論の影響から、まだ十分抜け切っていなかった。そのために排外的風潮がまだ相当のこっていたが、当時巷に流布していた「馬鹿の番付表」なるものをみると、馬鹿の筆頭は「米穀をくわずしてパンを好む日本人」となっている。
これは時局便乗組にたいする守旧派の理念の現われであるが、安兵衛はあんパンという日本的パンをひろげることによって、こうした創造性に欠けた時代逆行の理念を反撃しようと企てたのだ。》
とある書物に書いてある。つまり相撲で云えば吉田司家、茶道で云えば千家、に匹敵する餡パンの宗家であるのだ。だが、今やヤマザキやパスコと同じ棚に餡パンを卸している。身をやつしたと言えども宗家のプライドが許さないのか一個120円であり、他社に30円の差をつけている。一見したところの違いはてっぺんにある。他社は白ごまか黒ごまだが、木村屋の餡パンは創業以来の
八重桜の塩漬けがヘソになっている。
食した所感を申せば、私はこし餡よりつぶ餡派なので餡が好みに合いませんでした。パンのきめはヤマザキより細かいがパスコとはそれほど変わらないように思えました。餡とパンの天井との間に空間が他社より狭いのは由といたすが、今後はあまり買わないと思います。
願い事-叶えてください。始めてお迎えに乗る夢を見た。「火の車」ではなくで「牛車」のようなものに乗り込んだ。最後にこの世を見ておこうと振り返ったが、そこは暗黒でございました。少し考え違いをしている夢でしたが、乗ることには躊躇していませんでしたなあ。
いつか来る死といふ大事山眠る(三枝青雲)