(巻二十六)桃買つて予報通りの雨に遭う(松井国夫)
6月15日月曜日
家事:
30度を超える炎天になるとのことでシーツ、枕カバー、タオルケットの洗濯となりました。
エアコンを試運転した。
料理:
肉豆腐を覚えろと云われてやってみた。これは趣味ではない。細君ができなくなったらどうするんだということである。
豚もも薄切り肉-260グラム
玉ねぎ-一個
絹豆腐-半丁
中鍋にカップ一杯半のお湯を入れる。本だし小匙半分を入れる。砂糖大さじ2、酒大さじ2、醤油大さじ3を入れて煮立てる。煮たったら豆腐と玉ねぎを入れて煮立てる。煮たったら豚肉を入れて煮る。アクを取りながら10分くらい煮る。
出汁はちゃんととり、他にホウレン草とか茸類も入れるそうだが、あんたはまずこれをできるようになりなさいとのことでした。
散歩と買い物:
これも熱中症になるといけないので午前中にして、南の方に歩いた。
緊急事態宣言で閉鎖していたコンビニの屋外喫煙場が再開していたので試してみた。一本吸ってみたが、二本目を吸いたいとは思わず。大丈夫そうだ!
もはや酒もタバコも嗜めぬ。飴玉でもしゃぶり以て暝[めい]すべきところとなった。
本日二千七百歩、階段を二回。
読書:
『以て暝[めい]すべきところであろう。』
という言葉を知った。この言葉だけでなく、林望氏のこの随筆全般に感服いたした。いずれご紹介いたします。
「わがアンチ・グルメの弁 - 林望」ちくま文庫 あさめし・ひるめし・ばんめし-アンチ・グルメ読本- から
《無限に存在する諸現象を、あまねく知ろうとしたところで、人生はあまりに儚[はかな]い。一人の人間の為しうることは九牛の一毛、おのずからほんの僅かのことに過ぎぬ。
まずはそう悟道するところから始めなくてはならぬ。
そうして、その朝顔の露のように儚い有限の人生を以て、無限の現実に立ち向かおうとするのは、蟷螂[とうろう]の斧にも似た無謀なる挙だけれど、いや、それが人生というものの実相にほかならぬ。だから、ほんのわずかのことを知り得て、ほんの数軒の名品を舌頭にし得たならば、以て暝[めい]すべきところであろう。》
願い事-叶えてください。