(巻三十一)人の世話やかぬときめて春嵐(檜紀代)
2回目の内視鏡手術から1ヶ月が経ち、術後検査に平成立石病院に出かけた。採尿があるのだが、水分摂取を制限されているので絞り出せるか、朝一で放出してしまったので一寸心配である。
リハビリ病院9時半発のシャトルに乗り、9時45分に病院に着く。今日は空いていたので採血、CT、採尿と順調に進み、10時5分に4階の検査階から3階の診察階に降りる。尿は50ml以上採れたので十分でしょう。
3階の看護婦さんにファイルを出しながら、“もう、水分摂取していいですか?”と確認してから缶コーヒーを飲む。
10時半に診察。先生から数値は順調で、ステントを外そうとのお話し。とにかく体調に異変があったら直ぐに来なさいとのお話し。
帰りのシャトルは1時間待ちなので区役所まで歩いてバスで帰宅する。途中で生協に寄りカツ丼弁当を調達いたす。久しぶりのカツ丼弁当500円旨し。
午後、リハビリ病院の薬局へ行き尿酸を下げる薬と血圧を下げる薬を頂く。145日分の在庫は無いが、血圧の薬は二月分の在庫が確保できる。薬局から図書館に回り予約してあった4冊借りる。
何だかんだでよく歩いているが万歩計がないので
何歩なのか分からない。AUに電話して万歩計は何とかならないか?と訊いたが、ダメだそうだ。高いものではなかろうから、探してみよう。
願い事-生死直結で叶えてください。ジワジワと悪くなっていく数値を見ながら追い詰められていくのは嫌だなあ。でも、ありそうなシナリオになってきた。コワクナイ、コワクナイ。
金で命を繋ぎ止めて金の心配をしながら死ねずに生きているのは嫌だなあ。
緑なす松や金欲し命欲し(石橋秀野)
と薄命の佳人が詠めば見事だが、老醜では絵にならない。